2008年度工学院大学大学院・建築学専攻

都市防災特論(Advanced Urban Disaster Mitigation)[2605]


2単位
村上 正浩 准教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2008/12/16

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
この授業では,講義と実習を通して,建築・都市の防災・防犯に関する専門的知識と実践的な技術の修得を目指す。

<授業計画>
 この授業では,前半を講義形式,後半を実習形式で行う。
<授業計画>
 前半の主な講義内容は以下の通りである。
1.切迫する大規模地震と都心高層建築の地震防災対策
2.BCPとBCM
3.都市復興
4.防犯環境設計
後半は,工学院大学を対象に,学生の視点からみた大学の地震防災対策について考える
(背景)近年,内閣府・中央防災会議、文部科学省・地震調査研究推進本部などによって首都圏直下地震や東海地震、東海・東南海連動型地震など大規模な地震の切迫性が指摘されている。大都市に大震災が発生した場合、自治体や警察・消防など公的機関は膨大な被害に対応しきれず、地域住民は自助・共助による減災対応(情報収集・初期消火・救援救護・安否確認など)が求められている。また首都圏直下にM7クラスの地震が発生した場合、約650万人(東京都で約400万人)に上る帰宅困難者が予想されているが、やはり自助・共助が期待されており、その対応も大きな社会問題となっている。一方、東海地震など海溝型巨大地震が発生した場合、関東平野で生じる長周期地震動により、従来考慮さていなかった超高層建築の被害も予想されており、超高層建築における減災対策や帰宅困難者対策も解決すべき課題となっている。
(実習内容)上記の背景のもと,都心に立地する工学院大学を対象として,ブレーンストーミングや実地調査を通した大学の地震防災上の課題の洗い出し,そうした課題を踏まえた地震防災対策案を作成する。

<成績評価方法及び水準>
講義中に課す実習課題を総合的に評価し,60点以上の者に単位を認める。なお良いレポートとは独自の考え方が表れているものである。

<教科書>
梶秀樹・塚越功:「都市防災学 地震対策の理論と実践」,学芸出版社

<参考書>
「平成関東大震災 いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった」福井晴敏(講談社)
「都市防災実務ハンドブック地震防災編」建設省都市局都市防災対策室監修(ぎょうせい)
「都市の大火と防火計画 その歴史と対策の歩み」菅原進一著(共立出版株式会社)
「火災と建築」日本火災学会編(共立出版株式会社)
「都市の防犯 工学・心理学からのアプローチ」小出治監修(北大路書房)
「デザイン・アウト・クライム まもる都市空間」イアン・カフーン著,小畑晴治・大場悟・吉田拓生訳(鹿島出版会)
「安全・安心まちづくりハンドブック 防犯まちづくり編」安全・安心まちづくり研究会編集(ぎょうせい)
「安全・安心まちづくりハンドブック 防犯まちづくり実践手法編」安全・安心まちづくり研究会編集(ぎょうせい)
「地震防災と安全都市」,鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
「大地震と都市災害」,鹿島都市防災研究会(鹿島出版会)
「都市社会学」,藤田弘夫他(株式会社有斐閣)
「神戸・心の復興」,NHK神戸放送局(NHK出版) など

<オフィスアワー>
月曜日〜金曜日 18:00〜19:00 ただし事前に予定を確認のこと。
E-mail:murakami@cc.kogakuin.ac.jp

 

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