2007年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

マネージメント工学2(Fundamentals of Management II)[4406]


2単位
森 茂樹 非常勤講師

最終更新日 : 2007/06/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
本学の卒業生が、いち早くマネージメントの任に就けるように、あるいはマネージメントを遂行する
任務を与えられたとき、マネージメントとは、どのような事を、どのように行うのか等について、
具体的事例を用いながら、基本的知識を体系的に学ぶことを狙いとしています。
また、社会に出て、マネージされていることへの理解を深め、仕事の効率を上げる。
あるいは、マネージメントへの提案ができる卒業生になれるように、皆さんと会話を交わしながら
授業を進めます。

講義内容は、実社会経験が無くても、理解できるように工夫してあります。
授業は、前期から後期へと連続して行い、院生の皆さんと会話をしながら楽しく実施します。

前期のみ、あるいは後期のみ出席しても、その学習効果は低いと思ってください。
一年間通して受講し、学習効果を高めるようにしてください。

<授業計画>
1.まえがき

主として、大学院生の皆さんを対象に授業を行うため、社会経験が大いに活きるMBAコースとは
一線を画しています。(実社会経験が無くても理解できるように工夫)
ご自分が社会に出て、マネージされていることへの理解を深めて仕事の効率を上げる。あるいは
マネージメントへの提案ができる卒業生として活躍できるように、皆さんと会話を交わしながら
授業を進めて行く予定です。

毎回、講義の始めに前回講義の軽い復習を行いながら講義を進めます。
この授業は、工学院大学にとって初の試みですから、先生方はじめ、参加される院生の
皆さんの協力を得ながら進行させる計画です。

(従って、シラバスの内容は進歩的流動性を持つことをあらかじめご了承ください。
皆さんの興味、理解度に合わせて、後期講義予定を前期へ移動、またその逆もありえます。
講義内容の追加や削除などもあります。)

後期の授業プログラム(予定):前期からの続きです。
以下の手順で講義をスタートさせます。

1)後期の講義プログラム概要
2)前期試験に対する答案(レポート)を返却
 (理解を加速できるように、講師が各人のレポート内容にコメントを付けておきます。
  楽しみにしてください。)
3)前期講義に対するアンケート結果をサマリし、お伝えします。
4)「あなたの文化価値チェック」の結果発表
この後、後期のシラバスの沿った講義に入ります。

皆さんと力を合わせて講義を進めて行きます。明るく楽しく頑張りましょう。

2.授業プログラム

第10章:産業界の競争力・・・前期からの続きです。

10―1.5つの競争力
10−1−5.供給者(サプライヤー)の力:前期からの続き
10−2.世界を知る能力=グローバルな気づきの能力
10−3.技術力
10−3−1.戦略におけるテクノロジの役割
10−3−2.生産におけるテクノロジの役割
10−3−3.流通におけるテクノロジの役割

第11章:グローバル マネージメント

<学習の要点>
グローバルなマネージメントにおける主な戦略を学び、今まで学んだ知識を基に視野を
広げます。

11−1.インターナショナル ビジネス戦略
11−1−1.輸出戦略
11−1−2.ライセンシング戦略
11−1−3.フランチャイズ戦略  
11−1−4.アライアンス戦略
11−1−5.マルチ ドメスティック戦略
11−1−6.グローバル戦略

第12章:プランニングとコントロール(企画と管理)

<学習の要点>
ビジネス戦略や商品戦略に欠くことの出来ないプランニングとコントロールについて、
その基礎を学びます。

12−1. 企画と戦略
12−1−1.戦略と戦術
12−1−2.戦略的能力

12−2. プランニングの役割
12−2−1.戦略の設定
1)ビジョン
2)ミッション
3)ゴール
4)ビジョン フレームワーク
5)リソースの配分
12−2−2.強さ、弱さの診断と判断: SWOT分析-1
12−2−3.好機と脅威の診断と判断:SWOT分析-2
12−2−4.戦略の開発
1) 市場占拠戦略 
2) 市場開拓戦略 
3) 商品開発戦略
12−2−5.戦略の策定:プランニング プロセス
12−2−6.戦術の開発と計画
12−2−7.結果に対する診断:診断ワーク シート(簡易版)
12−2−8.プランニングの継続:方針管理ツールによるマネージメント法の一例

第13章 基本的な競争戦略モデル

<学習の要点>
競争に勝つために行うべき基本的事項を学びます。

13−1.差別化戦略
13−2.差別化戦略の絞り込み
13−3.コスト リーダシップ戦略
13−4.コスト リーダシップ戦略の絞り込み

第14章:リーダシップのダイナミズム

<学習の要点>
リーダシップは、マネージャにとって欠くことの出来ぬ力です。人をリードする上で必要な理論を
学び、リードする立場とリードされる立場との双方において必要な事項を学びます。

14−1.リーダシップの定義
14−1−1.影響
14−1−2.目的の共有化
14−1−3.変化

14−2.効果的リーダの個人的特性
14−2−1.エモーショナル インテリジェンス
1) 自己認識
2) 自己コントロール
3) 社会への気づき
4) 社会的スキル

14−3.リーダシップ理論
14−3−1.理論 X と理論 Y
14−3−2.マネージリアル グリッド

14−4.状況に即したリーダシップ

14−5.リーダシップ スタイル:SL理論
14−5−1.S1
14−5−2.S2
14−5−3.S3
14−5−4.S4
14−6.状況の偶発性
14−7.リーダシップ スタイルの選択

第15章:企業倫理

<学習の要点>
倫理とは何かを学び、不祥事を起こさない思考を学びます。

15−1.倫理の重要性
15−2.倫理規程の構成
15−2−1.文化の力
15−2−2.法律と規制の力
15−2−3.組織力
15−2−4.個別の力 
1) モラル開発
2) 警鐘:内部告発と告発時のチェックリスト

第16章:決断(ディシジョン メーキング)

<学習の要点>
決断に必要な考え方、プロセス等を事例で学びます。

16−1.6つの心がけ
16−2.決断モデルと落とし穴
16−3.決断6つのプロセス(事例による決断プロセス)
1)決断の目的は何か?
2) 決断に必要な情報の有効性、正確さ等をどのように決めるのか?
3)通常行っている決断のプロセスを、示すことが出来るのか?(3つのステップと6つの質問)
3)―1.3つのステップ
3)―2.3つのステップへの6つの質問
4)決断事項は、組織全体に伝達され理解されているか?
5)決断プロセスの評価をどのように行っているか?
6)決断をする前に、何をしなければならないのか?

第17章:起業家精神(アントレプレナー)

<学習の要点>
事業を興すことへの意欲や能力及び問題点等について学びます。

17−1.起業と外部要因
17−1−1.だれが起業家か
17−1−2.いかに外部要因が影響するのか

17−2.成功する起業家の特性
17−2−1.個人の特性
17−2−2.技術的熟練度

17−3.マネージメント能力
17−3−1.戦略的行動能力
17−3−2.企画、実行能力
17−3−3.チームワーク能力
17−3−4.コミュニケーション能力
17−3−5.自己コントロール(管理)能力

第18章:やる気(モチベーション)

<学習の要点>
マネージする人、される人が、やる気(モチベーション)を起こるプロセスについて学びます。

18−1.やる気と満足
18−2.主な外部要因
18−2−1.マネージャの行動
18−2−2.仕事の企画・計画
18−2−3.組織の前後関係
18−2−4.個人個人の差違

18−3.マネージリアル アプローチ
18−3−1.やる気のフィードバック ループー1
18−4.マズローの欲求段階説
18−5.欲求とやる気 
18−5−1.やる気のフィードバック ループ-2

以上が、後期における講義内容です。

<成績評価方法及び水準>
<後期試験>

後期中に演習問題に挑戦をして頂き、その理解力の度合いをもって後期の成績とします。
なお、後期の試験は、前期同様に演習問題を解き、レポートにて提出をしていただきます。
*修士論文の締め切りや、他の試験、就職活動とのバッティングを出来るだけ避け、院生の
負荷分散を考慮する予定です。

<アンケート調査>

講師の講義に対するアンケートを収集いたします。ご協力ください。
以上をもって、前期・後期を通して行いましたマネージメント工学の講義を終了とします。

                          

<教科書>
ありません。
社会に出てから、役立つノートをとる訓練をしていただきます。

<参考書>
適宜紹介します。

<オフィスアワー>
16:30〜17:00

<学生へのメッセージ>
受講者から高い好評を得ている講座です。
昨年の受講者に「来年の院生にも聞いて貰いたいと思いますか?」という設問をしたところ、
受講者のほぼ全員が「はい」と5段階評価の5をマークしています。
院生である今の皆さんにも、役に立つ内容が盛り込まれています。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2007 Kogakuin University. All Rights Reserved.