2007年度工学院大学大学院・機械工学専攻

トライボマテリアル特論(Advanced Tribo-Materials)[4302]


2単位
関口  勇 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2007/06/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 トライボマテリアルは大気中はもとより、極低温から高温、真空、各種液体環境状態で使用される、精密機器・機械、産業機械、宇宙航空、エレクトロニクス、医薬品、衣料、食品加工プロセスの駆動部、医療機器や人工関節などの多岐に渡る滑り面に用いられる摺動材料です。これらは近年高度の機能と性能や高齢化と少子化に伴いメンテナンスフリー化の要求が高まっています。特に無潤滑下で、これらに対応するために広範囲のプラスチック系のトライボマテリアルがますます期待されています。本授業はトライボロジー、トライボマテリアルの応用分野の概要とプラスチック系のトライボマテリアルを中心に進める。その後、授業は提案した応用分野、成形加工技術について、受講生各自テーマを選択し、プレゼンテーション形式を中心に進める。また同時に今週のニュースから─産業・一般新聞、専門雑誌からプラスチック関連最新情報を収得します。
 有機系材料志望、全ての機械・機器の構成要素である材料に関心ある学生への関連科目として、本特論、ポリマー物性特論、トライボマテリアル特論、レオロジー特論を設置しています。これらの科目の受講を薦めます。

<授業計画>
1.トライボマテリアル、トライボロジー?            1週
   トライボロジーの範囲
   古くて新しいトライボロジー
2.トライボロジー概要                    1−2
3.トライボマテリアル                      2
   使われる形態:滑り面、案内面、回転面
   部品形態:滑り、転がり軸受、歯車、カム、シールなど
4.プラスチックのトライボロジー                 3
5.トライボロジー部品への応用
 5.1 軸受                          1
     設計法、特殊用途
 5.2 ブレーキ                        1
 5.3 歯車                          1
6.表面改質法                        1−2
7.ACM(最先端複合材料)の応用                  2
 1)PMC
 2)C/C(カーボン/カーボン)コンポジットブレーキ
 3)自動車エンジン部品への応用
 4)航空宇宙機器への応用

<成績評価方法及び水準>
リポート提出とプレゼンティーションにより評価

<教科書>
配布プリント、各自調査プリントをテキストとする

<参考書>
1)トライボマテリアル活用ノート(関口ら共著、工業調査会)
2)高分子トライボマテリアル(関口ら共著、高分子学会編、共立出版)
3)新材料のトライボロジー(関口ら共著、日本潤滑学会編、養賢堂)

 

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