2007年度工学院大学大学院・機械工学専攻

レオロジー特論(Rheology)[0010]


2単位
北野  武 非常勤講師

最終更新日 : 2007/06/04

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
レオロジーとは<変形と流動>に関する科学であるが、我々の周りにある様々な物質・材料のレオロジー的性質を知ることはこれらの特性の理解と調製のために重要である。<粘弾性的性質>を示す高分子材料に関するレオロジーはこの工学分野の中心となっている。本講では流動形態とレオロジー測定法、粘性・粘弾性理論等の基本的事項について学習し、高分子溶融液を中心とした液体のレオロジー特性に及ぼす各種因子について知見を広める。続いてポリマー複合系、ブレンド等の<多相系>のレオロジーやこれら物質・材料の<成形加工のレオロジー>について、またその他の物質・材料のレオロジー特性の概要についても学習する。



<授業計画>
1. 流動と変形に関する基礎事項、レオロジー測定法
2. <粘性・粘弾性理論>、<構成方程式>(各種モデル)
3. 粘弾性流体(高分子溶液・溶融液等)のレオロジー特性(粘性、弾性、粘弾性、伸張流動性)
  1) ひずみ速度依存性 2)温度依存性 3)分子量依存性 4)時間依存性
  5)その他の特性
4.ポリマー 複合系のレオロジー
  1) 粒子複合系 2)繊維複合系 3)各種処理剤の影響 
5.ポリマー ブレンド・アロイのレオロジー
  1)相溶系 2)非相溶系 3)モルホロジーとレオロジー
6. ポリマー・複合系の成形加工とレオロジー
  1)高せん断速度域でのレオロジー2)特異な流動特性3)配向挙動
7.食品、ゴム等のその他の材料のレオロジー特性(概要)
8.電気粘性流体のレオロジー特性

<成績評価方法及び水準>
提出レポートにより評価、評点100点満点で60点以上を合格とする。

<教科書>
用意したテキストに基づいて講義の予定であるが、手元にレオロジー入門(レオロジー学会)またはポリマープロセッシング・レオロジー入門(大柳康、アグネ承風社)があれば望ましい。

<参考書>
レオロジー入門(レオロジー学会)、ポリマープロセッシング・レオロジー
 入門(大柳康、アグネ承風社)、レオロジー(中川、神戸、みみず書房)
 レオロジー工学とその応用技術(中江利昭監修、フジテクノシステム)

<学生へのメッセージ>
物質・材料のレオロジーは取っ付き難い分野で敬遠されがちなのですが、今後関心を持っていただくようにポリマーのレオロジーを中心にできるだけわかりやすく講義するつもりです。

 

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