2006年度工学院大学大学院・建築学専攻

都市整備計画特論(Planning for Urban Development)[3210]


2単位
島崎  勉 非常勤講師

最終更新日 : 2006/04/06

<授業のねらい>
 都市整備の方向は、既存のストックに着目した更新・再生型に変化しつつある。この中で、土地と建築物の新しい関係、マンション建替え、不動産の証券化、サスティナブルな整備など多くの課題が生じている。
 このため、実例を通して最近の内容を取り入れつつ、これからの都市整備のあるべき方向を考察する。また、必要に応じて現地見学や実務家の参加によるデスカッションにより、受講者の関心と理解を一層深めていく。

<授業計画>
1.ガイダンスと問題意識の抽出
    ストック型社会における都市整備を最近の問題意識を踏まえて展望する
2.街づくりのルール
    集団規定や土地利用規制の概要と制度が都市整備に果たしている役割を理解する
3.都市の再開発
    市街地再開発の仕組みや都市計画決定との関係を図解による参考書等によって研究する
4. 建築敷地の整備
    都市整備を進めるための権利変換手法を具体例も含め説明し、課題となる個別研究に備える
5.再開発予定地の現地見学
    これまでの講義を踏まえ、再開発予定地を見学することにより理解を深め、現況を体得する
6.地区計画制度等の活用
    地区計画制度を集団規定の特例ととらえ、その活用の可能性や最近の動きを知る
7.マンションの建替
    マンション立替の背景と権利変換方式の適用事例によりマンションの今後を展望する
8.密集市街地の整備
    密集市街地の課題のほか、密集法で使われている権利変換方式の内容と重要性を理解する
9.密集市街地整備の実際
    実例により密集市街地整備の問題点を概観するとともに、今後の方向を実務者と考える
10.インフラと連動した建築物整備
    インフラの整備と建築物の整備がどのように関連しているかを実例等により理解する
11.都市再生地域の見学と研修
    都市再生事業が集中する東京湾臨海地域の動向を大型模型と現地での研修で実感する
12. 研究課題の整理と準備
    整備を要すると思われる具体的な地区を抽出し、ケーススタディの準備をする
13.サスティナブルな都市整備
    国内外のサスティナブルな都市整備の事例を紹介し研究発表の参考にする
14. 都市整備と不動産の証券化
    不動産の証券化をはじめ、いくつかの資金調達方式を紹介し研究発表の参考にする
15.研究発表とデスカッション
    講義および見学等を踏まえた研究成果について個別発表とデスカッションをする

<教科書>
教科書は特に使用しないが、参考文献等は授業の際にそれぞれ必要に応じて知らせる。

<参考書>
参考となる関係資料等は授業の際に実務家の協力も得て出来る限り多く配布する。

 

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