2006年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻

電子波動光学特論(Electron Wave Optics)[3209]


2単位
馬場 則男 教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2006/04/06

<授業のねらい>
 人間は,いまや原子を実像としてとらえる技術を獲得した。原子をとらえるには,電子の波動性を巧みに利用している。電子波が一種の搬送波となって,原子によるわずかな位相変化を,顕微鏡のなかで撮像面まで伝播する。そして,高感度カメラによって,原子構造像をオンラインで観察することができる。電子波の振る舞いは,また,不思議な側面を持ち,AB効果など最新物理学理論の実証がなされている。こうした先端技術,理論を学ぶ。

<授業計画>
1) 波動性の発見を中心に,電子波動光学の概要および歴史,イントロダクトリートーク
2) 光波理論との類似性,ホイヘンスの理論,波の本質
3) 電子の粒子から波動への変換,その担い手と理論
4) 光波における干渉現象
5) 光波における回折現象
6) 電子回折パターン
7) 電子波ホログラフィーの理論
8) 電子波ホログラフィーの応用
9) 物質内電子波の伝播
10) 先端材料の最新原子構造像をビデオで紹介する
11) 電子位相差顕微鏡によって原子像が見える理屈1:位相コントラストとは
12) 電子位相差顕微鏡によって原子像が見える理屈2:線系結像系を中心に
13) 電子波干渉デバイスやAB効果など先端技術,理論の紹介

<教科書>
教材用として,文献プリント等配布

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2006 Kogakuin University. All Rights Reserved.