2006年度工学院大学大学院・電気・電子工学専攻
交通システム工学特論(Transportation Systems Engineering)[1105]
2単位 曽根 悟 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- ビークル応用工学特論に引き続き,交通システムとしての特性とその改善を論じる。電気動力を用いて,交通路・交通具・運行計画・管理の全てを自前で行うことができる電気鉄道は,安全性や環境特性が抜群によい反面,これまでは利用者からの魅力でマイカーに遅れをとってきた。このような特性をいかにして実現してきたかを述べた上で,安全問題や資源問題を含めた環境特性を改善しつつ,利用者から選択される交通システムを実現するための各種の新技術・近未来技術を講じる。可能であれば機械系の「交通システム特論」と併せて履修することを,電気系・機械系両方の院生に奨める。
- <授業計画>
- 第1週 1. 交通工学の歴史と交通システム工学の概要
ビークル応用工学特論の1.とほぼ同一の内容 第2週 2. 軌道交通システムの輸送計画 第3週 3. 輸送システムの社会的評価法とモード別評価 3.1 社会的評価・利用者からの評価・事業者からの評価,評価手法 第4週 3.2 エネルギー,資源,安全,モビリティ, 軌道系・電気鉄道の優位性 第5週 4. 列車保安方式 4.1 初期の保安,軌道回路とフェイルセーフ構成 第6週 4.2 人の誤りのバックアップシステム,高機能との両立 第7週 5. 列車運転方式 進路制御,速度制御,TASC,ATO 自動化の考え方と新しい動き 第8週 6. 最近の列車運行計画と運行管理・運転整理 6.1 列車ダイヤの基本とその評価 第9週 6.2 新しい列車ダイヤの考え方 第10週 6.3 運行管理と運転整理 第11週 7. 無軌道交通とITS (Intelligent Transport Systems) トロリバス,電気自動車・低公害自動車, ITSのねらいと実現の可能性 第12週 8. 公共輸送利用支援システム 8.1駅の自動化の反省 欧米流無改札システム 携帯情報端末を利用した新しいシステム(Cyber-Rail, EasyR!de, IPASSなど) 第13週 8.2 IPASSとその発展系 総合交通システムの中核として
- <教科書>
- なし 講義用資料は必要の都度配布する
- <参考書>
- 最新電気鉄道工学(電気学会電気鉄道教育委員会編 コロナ社)
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