2019年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

機械力学(Mechanical Dynamics)[4H38]

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2単位
屋山 巴 助教  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
機械振動の基礎を身につける.

<受講にあたっての前提条件>
運動力学,線形微分方程式等の基礎知識を習得していること.

<具体的な到達目標>
(1)振動の基礎を理解し,2自由度系までの運動方程式を立てられるようになること.
(2)振動に関する、下記の特性量が計算できるようになること.
・振動系にかかる力:慣性力,復元力,減衰力,外力
・自由振動:固有振動数,減衰比
・強制振動:周波数応答,振幅,位相

<授業計画及び準備学習>
1. 機械振動学概要
2. 機械振動学を学ぶために必要な数学と物理
3. 減衰のない1自由度系の振動:運動方程式【レポート1】
4. 減衰のない1自由度系の振動:固有振動数の計算【レポート2】
5. 減衰のある1自由度系の振動【レポート3】
6. 1自由度系の強制振動:力励振による振動
7. 1自由度系の強制振動:変位励振による振動、振動絶縁【レポート4】
8. 免振設計
9. 1自由度系の振動低減法/1自由度系の振動まとめ
10. 2自由度系の振動:固有振動数【レポート5】
11. 2自由度系の振動:振動モード
12. 2自由度系の振動:動吸収器【レポート6】
13. 多自由度系の振動【レポート7】
14. 振り返り
第2回目の準備として1,2章を,第3回目以降は対応する回の章(第3回は3章)を予習して理解しておくこと.
講義時間中に理解を深めるための小テストを適宜実施します.

<成績評価方法>
レポート及び 学期末試験により評価を行う.4回以上欠席の学生は履修放棄とみなし成績評価は行わない.
D評価以上を合格とする.※D評価目安:レポートを全て提出し、期末試験50点以上
評価基準については講義中に改めて説明する.

<教科書>
「機械振動学」我妻隆夫
第1回目の授業前にキューポートにアップロード予定.

<参考書>
「JSMEテキストシリーズ 振動学」日本機械学会発行(丸善)
「振動の学び方」 佐藤勇一 オーム社
「振動工学」 安田仁彦 コロナ社

<オフィスアワー>
講義終了後教室において質問を受け付ける.
電子メールによる質問も可能.


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