2019年度工学院大学 先進工学部機械理工学科
△CAD2(CAD 2)[2A22]
1単位 [ 教員業績 JP EN ] 高屋 真二 非常勤講師
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 立体図形を把握する能力、機械設計力、読図力および機械創造力を持って、三次元CADの使用法の基本を学び、各自が機械設計を行える能力を獲得する。特に、三次元CADによる機械設計のポイントである部材に働く応力やその分布を確認しながら適切な材料を選択しながら、目的とする設計を実現する手法を学習する。各自が簡単な機械設計ができること。
3年次以降の実践的な科目において三次元CADを実際的に適用できる基礎を学ぶ。三次元CADの理解を深めるため演習を実施し、演習課題の提出を求めるので全出席を 前提とする。 なお、三次元CADソフトとして「Solid Works」を用いる。
- <受講にあたっての前提条件>
- 機械設計の内容とCAD1を習得しておくことが前提である。
身の回りのモノの形状と機能を観察し、手描きスケッチを作成できること。
- <具体的な到達目標>
- 1. モノを作りあげるための基本的な図面を作成できること。
2. 三次元CADによる設計の基本を理解すること。 3. 三次元CADの利用法(構造/機構解析)を学び理解し、モノを三次元で作成・構築 して、その二次元の基本的図面および部品図が作成でき、仕様機能評価ができること。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回:シミュレーション(応力/固有値解析)について
機械(ジャッキ) 部品作成について(1)加工部品 第2回:機械(ジャッキ) 部品作成について(2)板金部品 第3回:機械(ジャッキ)アセンブリ作成について(1)サブアセンブリ(溶接部品) 第4回:機械(ジャッキ)アセンブリ作成について(2)組立図 第5回:学習成果の確認(試験) 第6回:講評と復習、シミュレーション事例紹介 第7回:学習内容の振り返り 準備学習:配付資料と電子教材(キューポート)を参考に予習をしておくこと。 授業時:(1限目) 課題実習提出と復習 (2限目) 新規基本項目の説明と課題説明、演習 授業終了後:配付資料・電子教材などを参考に演習室でCAD操作を 自習し、習熟度を上げておくこと。
- <成績評価方法>
- 1)授業毎の演習課題またはレポート計5回×各10点=50点(ただし、提出期限を過ぎたものは、一律3点を減点する)
2)最終課題として実施する総合演習は100点とする 以上の合計点数150点を100点満点へ変換して成績とし、60点以上を合格とする。なお、演習科目であり出席していることを前提として、授業中の演習課題点の合計が60%以上でかつ総合演習を受講している場合は再試験を行う。ただし、再試験の該当者は教員が掲示した学生のみとする。
- <教科書>
- 「指定する教科書はなし」、授業にて配付資料を用いる。
- <参考書>
- 『設計力が身につくSOLIDWORKS基礎講座』 木村 昇著 オーム社
『3次元CAD・CAE・CAMを活用した創造的な機械設計―SolidWorksを活用した設計・製作』 金沢大学設計教育グループ著 日刊工業新聞社 『はじめての3DCAD SOLIDWORKS入門』 株式会社マインズ著 電気書院
- <オフィスアワー>
- 八王子校舎 講師控室:火曜日13:30-15:00質問は授業中にも受け付ける
メールでの問い合せも可能です、中山gt13293@ns.kogakuin.ac.jp、 高屋su41295@ns.kogakuin.ac.jpへ連絡下さい。
- <学生へのメッセージ>
- 成績評価は、都度の課題提出内容および期末試験を総合的に判断して最終評価とする。
特に、演習授業の性格上、毎回の出席を原則とする。 機械系エンジニアとしての基礎的知識として、3次元CADを利用するための入門編であり、各自がツールを利用して技量を向上させて、使いこなせる様になることを期待しています。
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