2019年度工学院大学 先進工学部機械理工学科

CAD1(CAD 1)[2A21]

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1単位
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高屋 真二 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
立体図形を把握する能力、機械設計力、読図力および機械創造力を持って、三次元CADの使用法の基本を学び、簡単な機械設計ができること。
3年次以降の実践的な科目において三次元CADを実際的に適用できる基礎を学ぶ。三次元CADの理解を深めるため演習を実施し、演習課題の提出を求めるので全出席を 前提とする。 なお、三次元CADソフトとして「Solid Works」を用いる。

<受講にあたっての前提条件>
機械設計の内容を習得しておくことが前提である。
身の回りのモノの形状と機能を観察すること。

<具体的な到達目標>
1.三次元CADによる設計の基本を理解する。
2.三次元CADの利用法を習得し、モノを三次元で作成・構築できること。
3.モノを作りあげるための基本的な図面を作成できること。

<授業計画及び準備学習>
第1回:三次元CAD基本操作、及び、基本(押し出し・回転・スイープ・ロフト)部品モデルと図面作成について 
   0)手描きスケッチ実習[身近にあるモノを寸法取りする] 
   1)演習室のSolidWorks基本操作と使用準備 
   2)スケッチ(二次元形状)作成の基本操作
   3)基本形状(押し出し・回転・スイープ・ロフト)部品と図面の作成方法説明と演習
第2回:機械と板金部品モデルと図面作成について(ベアリングケース・ブラケット作成)
   4) フィレット・面取り・シェル・カット・穴あけの作成方法説明と演習
   5) 板金部品の作成方法説明と演習
第3回:機械装置(バイス)設計製図(部品モデルと図面作成)について
第4回:機械装置(バイス)のアセンブリモデルと図面作成について
第5回:学習成果の確認(試験)
第6回:試験の講評と基本操作の復習
第7回:学習内容の振り返りとシミュレーション事例紹介

準備学習:配付資料と電子教材(キューポート)を参考に予習をしておくこと。
授業時:(1限目)課題実習提出と復習
    (2限目)新規基本項目の説明と課題説明、演習
モノの寸法取りのため、スケール(15cm以上)を持参すること。
定期的に個別習熟度確認と質疑を実施する。
授業終了後:配付資料、電子教材、参考書などを参考に自分用簡易
マニュアルを作成すること。
演習室でCAD操作を自習し、習熟度を上げておくこと。

<成績評価方法>
1)授業毎の演習課題またはレポート計5回×各10点=50点(ただし、提出期限を過ぎたものは、一律3点を減点する)
2)最終課題として実施する総合演習は100点とする
以上の合計点数150点を100点満点へ変換して成績とし、60点以上を合格とする。なお、演習科目であり出席していることを前提として、授業中の演習課題点の合計が60%以上でかつ総合演習を受講している場合は再試験を行う。ただし、再試験の該当者は教員が掲示した学生のみとする。

<教科書>
「指定する教科書はなし」、授業にて配付資料を用いる。

<参考書>
『設計力が身につくSOLIDWORKS基礎講座』 木村 昇著 オーム社
『3次元CAD・CAE・CAMを活用した創造的な機械設計―SolidWorksを活用した設計・製作』
 金沢大学設計教育グループ著 日刊工業新聞社
『はじめての3DCAD SOLIDWORKS入門』 株式会社マインズ著 電気書院

<オフィスアワー>
八王子校舎 講師控室:火曜日13:30-15:00質問は授業中にも受け付ける
メールでの問い合せも可能です、中山gt13293@ns.kogakuin.ac.jp、
高屋su41295@ns.kogakuin.ac.jpへ連絡下さい。

<学生へのメッセージ>
成績評価は、都度の課題提出内容および期末試験を総合的に判断して最終評価とする。
特に、演習授業の性格上、毎回の出席を原則とする。
機械系エンジニアとしての基礎的知識として、3次元CADを利用するための入門編であり、各自がツールを利用して技量を向上させて、使いこなせる様になることを期待しています。


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