2019年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

電磁気学演習I(Exercises in Electromagnetism I)[6D06]

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1単位
本田  徹 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
電磁気学は応用物理学の要となる科目である。電磁気学演習Iでは、電磁気学Iの授業と連動して、主要な電磁気現象の内容と基礎となる法則についてイメージの把握と数式による表現ができるようになることが目標である。特に解答作成方法にこだわります。

<受講にあたっての前提条件>
電気磁気学Iの内容に合わせて演習を実施します。

<具体的な到達目標>
電気力について理解し、ベクトルを用いた計算ができる。また、電界強度、電位の概念につ いて理解し、計算することができる。

<授業計画及び準備学習>
授業計画
第1回:電気力とクーロンの法則
第2回:電界ベクトル,近接作用論と遠隔作用論
第3回:電界に関するガウスの法則,電界と電気力線の関係
第4回:ガウスの法則の導出、電界と電気力線の関係
第5回:電位,電位差,線積分
第6回:電位の匂配と電界,偏導関数,全微分公式,スカラーの勾配
第7回:誘電体中の電界と電束密度,分極
第8回:帯電物体の電界と電位,体積積分,連続分布電荷,帯電導体球の電界と電位
第9回:静電容量と蓄えられるエネルギー,電極間に働く力,容量係数と電位係数
第10回:ベクトルの発散と静電界分布,発散定理,ガウスの法則(微分形),ポアソン方程式
第11回:電気映像法の基本定理,境界のある導体の電荷分布,平行導線間の静電容量
第12回:電流,電荷保存の法則,オームの法則
第13回:学習成果の確認
第14回:講評
定期試験を実施する

<成績評価方法>
毎回行う演習に参加した解答(50%)と中間テスト・期末テストの平均点(50%)にて評価する。

<教科書>
「電磁気学サブノート」長嶋・伊藤(サイエンス社)

<参考書>
「電磁気学」末松安晴(共立出版)

<オフィスアワー>
水曜日15時30分から16時30分まで、八王子5号館806号室。
e-mail: ct11761@ns.kogakuin.ac.jpでアポイントを取ると確実です。

<学生へのメッセージ>
演習の授業では、解答の作成方法にこだわります。実際に数式を用いて自分の理解したことを表現できるように心がけてください。
電気磁気学Iと同様に毎週の授業で行ったことはその週のうちに理解するように努力してください。


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