2019年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

無機・有機材料入門(Basic Inorganic and Organic Composite Material)[5K20]

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1単位
永井 裕己 准教授  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
この科目では、無機・有機材料概論と併せて、材料科学の基礎的理論を理解する。
また,日常生活にある無機・有機材料などの構造、特性の関係を学ぶ。入門では化学の材料を中心に理解する。

<受講にあたっての前提条件>
特になし

<具体的な到達目標>
プラスチックを含む身の回りの物質とその性質や人間生活の中の無機・有機材料について理解できる。

<授業計画及び準備学習>
第1回:イオンについて
身の回りのイオンについて,その役割と応用を理解する。
【準備学習】化学Iの周期表について予習する。
第2回:酸化・還元について
身の回りの酸化・還元とその応用を理解する。
【準備学習】化学Iの酸化・還元反応について予習する。
第3回:電池について
身の回りの電池の動作原理について学ぶ。
【準備学習】化学Iの電池について予習する。
第4回:アミノ酸について
身の回りのアミノ酸について学ぶ。
【準備学習】化学Iの有機化学(アミノ酸)について予習する。
第5回:ポリマーについて
身の回りのポリマーについて学ぶ。
【準備学習】化学Iの有機化学(ポリマー)について予習する。
第6回:油脂について
身の回りの油脂について学ぶ。
【準備学習】化学Iの有機化学(油脂)について予習する。
第7回:学習内容の振り返り

【実務経験のある教員による授業科目】
材料・デバイスの研究開発での勤務経験を活かして,材料・デバイスの基礎に関して講義する。

<成績評価方法>
原則として、授業時の提出物,レポート課題を中心に評価する。

<教科書>
佐藤光史監修 他著 大学生の化学 Introduction 培風館

<参考書>
Charles Kittel 著 キッテル固体物理学入門 (下) 丸善出版
William D. Callister著 材料の科学と工学 [3]材料の物理的・化学的性質 培風館
竹添秀男 他著 液晶・高分子入門 裳華房
妹尾学 他著 基礎分子科学 共立出版

<オフィスアワー>
土曜13:00-15:00とする。教員の居室は八王子キャンパス(4号館7階704号室)。会議や出張で不在の可能性があるので事前に連絡を取ることを推奨する。メールで連絡・質問する場合は、st40846@ns.kogakuin.ac.jpまで。

<学生へのメッセージ>
この科目では、材料の物性とその応用(実際の使われ方)について講義します。身の回りの製品がどういった原理で動いているか知るチャンスです。理論と応用の関わりについて勉強してください。


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