2019年度工学院大学 先進工学部応用物理学科

プログラミング論II(Programming Techniques and Algorithms II)[5G24]

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2単位
小坂 敏文 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
プログラミング論Iと同演習Iで習得した知識を基に,順構造・反復・選択を意識したCプログらミングを学ぶ。さらには,一般的に課題解決にあたって,課題を小課題に分割し,個々の小課題に必要な解決方法をプログラムとして記述し,それらを組み合わせて解決する手法を修得する。学習にあたっては,課題を通して主体的に学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
プログラミング論IIと同演習IIは一体の科目であるから両科目を受講すること。
Webテキストを自分で読んで理解し,理解内容を課題で確認する主体的学習姿勢が求められる。

<具体的な到達目標>
複雑で多種多様な問題を解決するための基礎となるプログラムを,C言語を用いて作成することができる。例題プログラムや自作プログラムの動作を予測することができる。プログラム作成過程において生ずる問題点を様々な工夫で発見し,解決することができる。

<授業計画及び準備学習>
0.Cプログラムの作成 (第1週)
 Cプログラムをエディタで作成し,コンパイルと実行ができる。
1.変数,コンソール入出力 (ペース配分 第2,3週)
 コンソール出力,変数の使用,コンソール入力ができる。
2.処理繰返構造 (ペース配分 第4,5,6週)
 繰り返し処理構造のプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。
3.処理選択構造 (ペース配分 第7,8週)
 処理の選択構造のプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。
4.配列と文字・文字列 (ペース配分 第9,10週)
 配列,文字,文字列のプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。
5.関数  (ペース配分 第11,12,13週)
 関数を用いたプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。段階詳細化の考え方を理解する。
6.変数の種類
 変数の種類と特性を理解し,また記述することができる
7.ファイル
 ファイル入出力のあるプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。
8.構造体 (A+評価ライン)
 構造体を使ったプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。
9.ポインタ
 ポインタを使ったプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。
10.再帰
 再帰を使ったプログラムの動作を理解でき,また記述することができる。

「5.関数」までは必須とするが,「8.構造体」まで学んでおくことを推奨する。
ただし,事前知識の習得状況並びに学習の進捗状況により授業計画を修正する場合がある.その場合には講義などを通して別途通知する。また,講義中に理解度の確認あるいは理解を深めるための小テストを行う場合がある。
講義を受けた後は課題を通して復習し,解らないところ,困ったところがあれば教員に尋ねること。

<成績評価方法>
提出課題および試験で評価を行う.(採点重み 課題30% 試験70%)

<教科書>
Webテキスト使用予定
http://coskx.webcrow.jp/mrr/for_students/CIntro/CIntro.html

<参考書>
C言語の参考書およびWeb上の参考サイトは多くあるので、自分に合ったものを利用することを勧めます。
例えば:『C言語改訂版2 はじめて学ぶCの仕組み (CD-ROM付) (プログラミング学習シリーズ) @A』倉 薫,翔泳社

<オフィスアワー>
電子メールで連絡ください。 tkkosaka@yahoo.co.jp
簡単な質問は,講義後に教室で受け付けます。

<学生へのメッセージ>
自分の修得スキルとして将来エントリシートなどに堂々と申告できるように,プログラミングを勉強しよう。最初は例題プログラムの動作を予測し,実際に動かして,予測した通りの動作になっていることを確かめよう。課題を解くことでプログラミングスキルが明確になります。

<参考ホームページアドレス>
http://coskx.webcrow.jp/mrr/


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