2019年度工学院大学 先進工学部環境化学科

地学概論(General introduction to earth science)[5A24]

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2単位
並木 則和 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
地球を取り巻く宇宙の起源の話題を端緒として、太陽系や太陽活動等を学んだ上で、地球の運動や物理学的特徴を知る。その後、地球の内部構造や構成物質、鉱物・岩石の種類や特徴を学んだ上で、プレートテクトニクスとそれに付随する現象を理解する。

<受講にあたっての前提条件>
「地学」および「物理学1・物理学2」を受講していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
本講義では、われわれ人類が生存する場である「地球およびそれを取り巻く太陽系、宇宙」について理解する。特に、以上に挙げた諸現象に関係する計算問題を解けるようになる。
具体的には、
・宇宙や太陽系の構造やそれらの運動を理解し、関連する計算問題が解ける。
・地球の様々な物理学的性質を理解し、アイソスタシーに関連する計算問題が解ける。
・地震波の速度を求めて、地殻の厚さを計算できる。
・地球の構造や構成物質、鉱物や岩石の特徴を理解する。
・相平衡図の意味を理解し、クラジウス−クラペイロンの式からエントロピー計算ができる。
・相平衡図の意味を理解し、溶融状態の組成から晶出した鉱物の組成を求められる。
・プレートテクトニクスおよびそれに付随する諸現象の特徴を理解する。
・地震のマグニチュードやエネルギーの関係を理解し、関連する計算問題が解ける。

<授業計画及び準備学習>
<授業計画>
1.講義の概要説明とおよび宇宙の構造と起源
準備学習:受講した「地学」のノートおよび資料を再度見なおすこと。
2.太陽系の構造、太陽の姿と活動
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
3.地球、惑星の運動
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
4.地球の物理学的特徴(重力、地磁気)
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
5.地球の内部構造と構成物質T(地震波と内部構造、アイソスタシー)
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
6.地球の内部構造と構成物質U(プレート、プルームテクトニクス)
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
7.学習成果の確認(中間演習)
準備学習:1週〜6週の小テストの問題を見なしておくこと。
8.鉱物(形成条件、相平衡図)
準備学習:中間演習の問題を見直しておくこと。
9.岩石の分類とその循環、火成岩
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
10.変成岩と堆積岩
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
11.プレートテクトニクス
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
12.マグマ活動と火山現象
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
13.地震現象と活断層
準備学習:前週の小テストの問題を見なしておくこと。
14.学習内容の振り返り・総括
準備学習:6週〜13週までの問題を復習しておくこと。

<成績評価方法>
中間演習(50)および定期試験(100)、小テスト(24)、ノート点(10)の配点構成で満点184点を100点に換算し、6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し、D以上の者に単位を認める。定期試験期間中に定期試験を実施する。

<教科書>
ニューステージ「新地学図表」浜島書店(2014)
随時補助プリントを配布する。

<参考書>
西村裕二郎ほか「基礎地球科学」(第2版)朝倉書店(2010)

<オフィスアワー>
金曜日 17:30〜18:30 八王子校舎総合工学研究棟12-207号室
nnamiki@cc.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
理科教職課程の講義として開講するので、1年生で受講した「地学」と一部内容が重複します。教職課程以外の受講者も歓迎します。本科目は専門科目のB群の科目ですが、卒業単位に8単位まで組み込めます。


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