2019年度工学院大学 先進工学部環境化学科
△有機化学II(Organic Chemistry II)[2A17]
2単位 安井 英子 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 有機化合物の構造を正しく理解することと、有機化学反応がどのように進行するのかの代表例を学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 有機化学Iを履修していること。
- <具体的な到達目標>
- 極性反応機構を用いて置換反応、脱離反応、付加反応、付加脱離反応を説明することができる。
有機化合物同士の相関関係を説明することができる。
- <授業計画及び準備学習>
- 各回に扱う範囲を予習してくること。
1、<9章 有機反応の基本的理解> テキストp95〜104 2、<10章 求核置換反応(SN2反応)> テキストp105〜112の内容を扱います。 3、<10章 求核置換反応(SN1反応)> テキストp113〜117の内容を扱います。 4、<11章 脱離反応 (E2脱離反応)> テキストp119〜122の内容を扱います。 4、<11章 脱離反応 (E1脱離反応)> テキストp123〜126の内容を扱います。 5、<12章 求電子付加反応(ハロゲン化水素およびハロゲンの付加反応)> テキストp127〜133の内容を扱います。 6、<12章 求電子付加反応(水の付加およびヒドロホウ素化反応> テキストp134〜140の内容を扱います。 7、<13章 求核付加反応> テキストp141〜146の内容を扱います。 8、<13章 求核付加反応 酸触媒による求核付加反応> テキストp147〜150の内容を扱います。 9、<13章 求核付加反応 α水素を含む反応> テキストp151〜154の内容を扱います。 10、<14章 付加脱離による求核付加反応 求核アシル置換反応> テキストp155〜164の内容を扱います。 11、<14章 付加脱離による求核付加反応 α水素を含む反応> テキストp165〜167の内容を扱います。 12、<15章 付加脱離による求電子置換反応> テキストp169〜182の内容を扱います。 13、授業内試験(期末試験) 14、学習内容の振り返り
- <成績評価方法>
- 授業にきちんと出席することが成績評価の前提である。
授業内実施の小テストで平常点を算出すると共に、授業期間13回目に行う期末試験(授業内容すべてが範囲)を受験すること。(平常点、期末試験の評価割合は1:9とする) A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
- <教科書>
- 有機化学の基本(化学同人)
富岡秀雄 立木次郎 赤羽良一 長谷川英悦 平井克幸 共著
- <参考書>
- 特に指定しないが、各自分かりやすい参考書を探すとよい。
- <オフィスアワー>
- 土曜日の3,4限
17号館306室
- <学生へのメッセージ>
- 有機化学の反応を極性反応機構で説明することができると、様々な分野に応用できます。一度訓練しておくと、いずれ役に立つと思います。
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