2019年度工学院大学 先進工学部環境化学科

有機化学II(Organic Chemistry II)[2A17]

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2単位
安井 英子 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
有機化合物の構造を正しく理解することと、有機化学反応がどのように進行するのかの代表例を学ぶ。

<受講にあたっての前提条件>
有機化学Iを履修していること。

<具体的な到達目標>
極性反応機構を用いて置換反応、脱離反応、付加反応、付加脱離反応を説明することができる。
有機化合物同士の相関関係を説明することができる。

<授業計画及び準備学習>
各回に扱う範囲を予習してくること。
1、<9章 有機反応の基本的理解>
テキストp95〜104
2、<10章 求核置換反応(SN2反応)>
テキストp105〜112の内容を扱います。
3、<10章 求核置換反応(SN1反応)>
テキストp113〜117の内容を扱います。
4、<11章 脱離反応 (E2脱離反応)>
テキストp119〜122の内容を扱います。
4、<11章 脱離反応 (E1脱離反応)>
テキストp123〜126の内容を扱います。
5、<12章 求電子付加反応(ハロゲン化水素およびハロゲンの付加反応)>
テキストp127〜133の内容を扱います。
6、<12章 求電子付加反応(水の付加およびヒドロホウ素化反応>
テキストp134〜140の内容を扱います。
7、<13章 求核付加反応>
テキストp141〜146の内容を扱います。
8、<13章 求核付加反応 酸触媒による求核付加反応>
テキストp147〜150の内容を扱います。
9、<13章 求核付加反応 α水素を含む反応>
テキストp151〜154の内容を扱います。
10、<14章 付加脱離による求核付加反応 求核アシル置換反応>
テキストp155〜164の内容を扱います。 
11、<14章 付加脱離による求核付加反応 α水素を含む反応>
テキストp165〜167の内容を扱います。
12、<15章 付加脱離による求電子置換反応>
テキストp169〜182の内容を扱います。
13、授業内試験(期末試験)
14、学習内容の振り返り

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提である。
授業内実施の小テストで平常点を算出すると共に、授業期間13回目に行う期末試験(授業内容すべてが範囲)を受験すること。(平常点、期末試験の評価割合は1:9とする)
A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
有機化学の基本(化学同人)
富岡秀雄
立木次郎
赤羽良一
長谷川英悦
平井克幸
共著

<参考書>
特に指定しないが、各自分かりやすい参考書を探すとよい。

<オフィスアワー>
土曜日の3,4限
17号館306室

<学生へのメッセージ>
有機化学の反応を極性反応機構で説明することができると、様々な分野に応用できます。一度訓練しておくと、いずれ役に立つと思います。


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