2019年度工学院大学 先進工学部環境化学科

科学と倫理(Science and Ethics)[1D32]

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1単位
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
雑賀  高 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
矢ケ崎 隆義 特任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
平岩 幸弘 非常勤講師  
木下 ちがや 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
1年次の「工学院大スタディーズ」に引き続き、工学院大学生および先進工学部生としての自己を振り返り、将来科学・技術に関わっていく学生としての自己を確立していきます。とりわけ、科学・技術について、倫理的な観点を踏まえて物事を考えること、すなわち人間や社会についての知識と、それらをもとにした人間的、社会的に正しい行為についての理解を深めていくことの必要性に気づくことが目的となります。そのため、具体的な事例を通じて、科学・技術に関わる倫理的な問題に触れ、社会人となるにあたっての想像力を高めていきます。

<受講にあたっての前提条件>
1年次配当総合文化科目の「工学院大スタディーズ」「ロジカルライティングI」「ロジカルライティングII」を受講していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
自身の専門領域が人間や社会に対して「倫理」という問題を通じて結びついていることを知る。
科学と倫理に関係する具体的な問題の例を知る。
具体的な問題を通して、倫理的な観点とはどのようなものであるかを理解する。
科学・技術に関わる職業に伴う責任を自覚するようになる。
倫理的な観点とはどのようなものであるかを理解する。
研究活動に伴う倫理問題の具体例を知る。

<授業計画及び準備学習>
1.科学者・技術者と社会的責任(林)
事前学習:シラバスを読んでおくこと。
2.技術者の資格と技術者倫理(雑賀)
事前学習:「技術者倫理」という言葉について調べておくこと。
3.科学技術開発と民主主義(木下)
事前学習:第1−3回の授業をしっかり振り返っておくこと。
4.環境保全に関わる科学技術と倫理(矢ケ崎)
事前学習:所属する専門領域(学科)にかかわる環境保全問題とは何か、その具体例を一つ挙げ、問題点などをまとめておく。
5.企業活動と環境の倫理(平岩)
事前学習:四大公害問題について調べておくこと。
6.研究活動と倫理(林)
事前学習:「工学院大スタディーズ」で学んだ盗用(剽窃)について復習しておくこと。
7.学習内容の振り返り:授業内試験(林)→試験は定期試験期間中に行う(2019年6月28日修追加)
事前学習:授業内試験に備えて、これまでのすべての授業を振り返っておくこと。

<成績評価方法>
授業内試験を実施し、平常点と合算して成績評価を行います。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とします。平常点と試験の比率は、6:4。→試験は定期試験期間中に行う(2019年6月28日修追加)

<教科書>
ありません。

<参考書>
藤垣裕子『科学者の社会的責任』(岩波書店 岩波科学ライブラリー)
林、小野、小野里他著『技術者の倫理 改訂版』(コロナ社 2015年)
米国科学アカデミー編『科学者をめざす君たちへ 科学者の責任ある行動とは』(化学同人)

<オフィスアワー>
林については、前期は水曜日の11:00-11:30、後期は金曜日の9:30-10:00。新宿キャンパス27F2714室。その他の時間を希望する場合は、ft12153@ns(以下皆さんと同じ)のアドレスまでメールで問い合わせて下さい。疑問や相談のある場合は、積極的に問い合わせて下さい。簡単な質問は授業の前後に教室で。その他の教員については、主担当科目のシラバスを参照するか、直接尋ねてください。

<学生へのメッセージ>
2年生になり、基礎科目から専門科目へと、学習内容も徐々に高度化していきます。それとともに、進学や就職に関して考える機会も増えてくると思います。そういった自身の将来を考えるヒントにして欲しい科目です。2年生は必ず決められた時限で受講して下さい。(ハイブリッド留学参加者についてはその限りではありません。初回授業で相談して下さい。)また、3年生以上の学生の方はどのクラスで受講してもかまいません。


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