2019年度工学院大学 先進工学部応用化学科

応用化学実験D(Applied Chemistry LaboratoryD)[5E26]

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1単位
大倉 利典 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
吉田 直哉 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
応用化学実験Dでは,2年次までに学習したすべての実験科目,講義・演習科目をベースとし,より本格的な「無機材料化学分野」の実験テーマに取り組む.そのほか,企業の工場や研究機関,公共施設などを見学し,これまで身につけた専門知識が実際の社会でどのように生かされているかを学ぶことによって,今後の学習の助けとするとともに,進路決定の参考とする.

<受講にあたっての前提条件>
1, 2年次の実験科目を履修していること.
学外見学に際しては,学生らしい身だしなみと礼節をもって臨むこと.

<具体的な到達目標>
A.無機材料化学実験
(1)これまでの講義・演習・実験で得た知識をさらに実験を通して深める.
(2)実験・研究の進め方を身につける.
(3)測定機器類の操作方法および実験データのまとめ方や解析方法を習得する.
(4)実験を通して無機材料化学の理解をより深める.
B.学外見学
(5)大学で身につけた専門知識が実際の社会でどのように生かされているかを知る.
(6)自身の将来の進路を考えるきっかけとする.

<授業計画及び準備学習>
A.光機能性セラミックスの合成と特性評価
本実験は3週間にわたり実施する.高温加熱溶融法によりフォトクロミックガラス・ガラスセラミックスを合成し,それらの特性を評価する.得られた試験片について,密度測定,熱分析,X線回折による結晶相の同定,微細構造観察,光学特性評価等を行う.
準備学習:事前にテキストをよく読み,内容を理解した上で実験に臨むこと.
B.学外見学
企業の工場や研究機関,公共施設などを見学する.
<事前レポート>見学の目的を明確にするために,予めインターネットなどにより見学先の情報について調査を行い,調査事項に関するレポートを提出する.
<事後レポート>見学後に,見学先から配布されたパンフレットおよび実際の見聞に基づいた見学内容についての考察と感想をまとめたレポートを提出する.

<成績評価方法>
止むを得ない事情を除き,欠席は認めない.無機材料化学実験では,レポート内容について担当教員とのディスカッションを行い,提出されたレポートによって採点する.学外見学では,当日の見学態度,事前および事後レポートを総合的に評価する.いずれもレポート提出は最低条件であり,未提出の場合には不可となるので気をつけること.無機材料化学実験と学外見学の評価を合わせ,A+~Fの6段階評価でD以上の者を合格とする.

<教科書>
「応用化学実験」工学院大学先進工学部応用化学科編
ポータルシステムにより配布する.各自ダウンロードすること.

<参考書>
指定参考書なし.

<オフィスアワー>
実験終了後の30分間,新宿校舎にて質問等を受け付ける.
実験担当教員と連絡を取りたい場合には,メールで確認すること.
担当教員(研究室)
大倉 利典(新宿校舎A-2066,八王子校舎17-202)
吉田 直哉(新宿校舎A-2066,八王子校舎12-309)
学外見学担当教員については,別途通知する.

<学生へのメッセージ>
・体調管理に留意し,毎週出席すること.
・予習を必ず行うこと.
・注意事項を守り,安全かつ正確に実験できるように心掛けること.
・提出物は期限内に必ず提出すること.
・わからないことはそのままにせずに随時質問すること.


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