2019年度工学院大学 先進工学部応用化学科

応用化学実験C(Applied Chemistry LaboratoryC)[5E25]

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1単位
山田 昌治 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
釜谷 美則 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
杉山 健二郎 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
東 泰弘 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
生活・食品化学分野および生化学分野の化学的手法を学び実践力を身につける。
実験C-1では、生活・食品化学分野の分析技術に関する実験を行う。SEM、HPLC、GC/MS、蛍光光度計などを使用してコーヒー中のカフェイン分析、揮発性有機化合物の分析、洗剤の分析、食品素材の顕微鏡観察を行う。
実験C-2では、生化学分野の分析を行う。PCR法によるDNAの増幅、タンパク質の精製や機能解析に関する実験を行う。

<受講にあたっての前提条件>
生物化学IおよびU,分析化学IおよびUを修得しておくことが望ましい。

<具体的な到達目標>
(1)専門科目の講義で得た知識をさらに実験を通して深め説明できる。
(2)実験・研究の方法・進め方を理解できる。
(3)測定機器類の測定原理を理解し、操作方法を説明できる。

<授業計画及び準備学習>
事前にテキストを読み,内容の理解に努めること。
実験C-1(担当:釜谷,山田)
1.GC/MSを用いた揮発性有機化合物(VOC)の分析
2.HPLCを用いたコーヒー中のカフェインの分析
3.蛍光光度計を用いた洗剤の分析
4.SEMを用いた食品素材の形態観察
実験C-2(担当:杉山)
1.PCR法による牛肉、豚肉、鶏肉の種別分析
2.アフィニティクロマトグラフィによるタンパク質の分離・精製とタンパク質濃度測定
3.タンパク質の電気泳動と酵素活性測定
【実務経験のある教員による授業科目】
食品開発の実務経験に基づいて、高度な分析技術の習得を図る。
当該分析法が、食品開発や環境分析の実務にどのように活用できるかを指導する。

<成績評価方法>
出席は全出席でレポートも全て提出を原則とする。出席状況、実験態度、レポートを総合的に評価する。出席状況が悪い者、レポート未提出の者は単位を認定しない。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
電子ファイルで配布される。

<参考書>
・クリスチャン:分析化学 T. 基礎編,丸善出版(2016)ISBN: 978-4-621-30109-8
・クリスチャン:分析化学 U. 機器分析編,丸善出版(2017)ISBN: 978-4-621-30110-4

<オフィスアワー>
山田:実験の後、新宿A-2065室(化学系教員控室)で対応する
釜谷:実験の後、新宿A-2067室(化学系教員控室)で対応する
杉山:実験の後、新宿A-2065室(化学系教員控室)で対応する

<学生へのメッセージ>
実験にあたっては、テキストに書いてある通り機械的に実験してレポートを書くというのではなく、記述されている実験の内容について、自分で必要な試料・器具・手順を考えて、問題点がないかどうかを確認したのち、実験ノートに記入し、当日の実験に備えることが必要である。また実験における諸注意を守り、事故を起こさぬように注意しなければならない。危険性のある試薬等を扱う場合は安全メガネ(またはメガネ)をかけることが必要である。

<備 考>
なし

<参考ホームページアドレス>
なし


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