2019年度工学院大学 先進工学部応用化学科

栄養化学(Nutritional Chemistry)[1B17]

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2単位
山田 昌治 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
私たちは食物を摂取しないと生きていけません。三大栄養素、五大栄養素がなぜ重要なのか、摂取すると体の中でどのように消化されて吸収されるのか、また体の中でどのように栄養として活用されているかを学びます。

<受講にあたっての前提条件>
(1)生物化学T、生物化学U、物理化学T、物理化学U、分析化学Tを修得していることが必須である。
(2)分析化学Uを修得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
(1)三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)がどのように摂取・吸収され、どのように私たちの体を構成しているかが理解できる。
(2)微量栄養素(ビタミン、ミネラル)がどのように摂取・吸収され、どのように私たちの体の中で機能しているかが理解できる。
(3)食物繊維が正確に定義でき、その機能が理解できる。

<授業計画及び準備学習>
(1)【導入編】講義の概要 栄養化学概論 達成目標の提示
教科書第1,2章を予習しておくこと
(2)【導入編】三大栄養素の機能、五大栄養素の機能
教科書第4章を予習しておくこと
(3)【基礎編】糖質の構造と消化吸収
教科書第6章を予習しておくこと
(4)【基礎編】糖質の代謝と栄養
教科書第6章を予習しておくこと
(5)【基礎編】脂質の消化と吸収、代謝
教科書第7章を予習しておくこと
(6)【基礎編】脂質の機能と生理作用、栄養価
教科書第7章を予習しておくこと
(7)【基礎編】アミノ酸、タンパク質の基礎、消化と吸収
教科書第8章を予習しておくこと
(8)【基礎編】アミノ酸、タンパク質の代謝と機能
教科書第8章を予習しておくこと
(9)【基礎編】ビタミン類
教科書第9章を予習しておくこと
(10)【基礎編】ミネラル,食物繊維
教科書第10,12章を予習しておくこと
(11)【応用編】エネルギー代謝
教科書第13章を予習しておくこと
(12)【応用編】心の健康と栄養
(13)【応用編】免疫系と栄養
教科書第15章を予習しておくこと
(14)学習のふりかえり
【実務経験のある教員による授業科目】
食品開発の実務経験に基づいて、栄養化学の捉え方・活用法を解説する。
また、栄養化学の知見をどのように食品開発に活かすかについての考え方を伝えたい。

<成績評価方法>
授業にきちんと出席することが成績評価の前提です。授業内実施の確認テストで平常点を算出すると共に、試験期間に授業内容すべてを範囲とする学期末試験を実施します。平常点、学期末試験の評価割合は4:6。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とします。

<教科書>
池田 彩子, 脊山 洋右, 野口 忠, 鈴木 恵美子, 藤原 葉子
:基礎栄養学 (新スタンダード栄養・食物シリーズ)(東京化学同人)
ISBN:978-4807916696

<参考書>
(1)ヴォート:基礎生化学(第4版) ,東京化学同人
ISBN:978-4807908455
(2)今井伸二郎:機能性食品,コロナ社
ISBN:978-4339067538

<オフィスアワー>
山田:(前期)毎週月曜日 17:30-19:00 新宿校舎2065室
(後期)毎週木曜日 17:00-19:00 新宿校舎2065室

<学生へのメッセージ>
食品の研究開発・生産管理・生産管理を行うために栄養化学の知識は必須です。基礎をしっかり学んで食品衛生管理者としての素養を高めてください。 栄養化学で学ぶことを基礎として、後期の食品化学の理解を深めます。

<備 考>
なし

<参考ホームページアドレス>
なし


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