2019年度工学院大学 先進工学部応用化学科

応化生物学実験(Advanced Biology Laboratory)[0345]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
杉山 健二郎 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
応用化学科では、生物化学、栄養化学、食品化学など生物実験の素養を必要とする科目が多くある。そのため、生物や生物現象を理解し、適切に取り扱い、解析できる知識や技術を習得する。

<受講にあたっての前提条件>
高校で学ぶ生物の基礎知識を習得しておくこと。

<具体的な到達目標>
・基本的な生物実験の原理や方法を理解し、正確で安全かつ適切に実施できる。
・生物や生物現象を正確に観察でき、データを解析および考察することができる。
・コンピュータを活用し、生物情報の検索や、実験データの処理を行うことができる。

<授業計画及び準備学習>
1. 実験概要の説明(顕微鏡の使用方法、生物のスケッチの描き方、スケールの作成法)
  動植物組織の永久プレパラートを観察する。
  準備学習:この回は、実験の予習は不要である。

2. 細胞の観察(動物細胞と植物細胞の構造の違い)
  ヒトの口腔上皮細胞、およびオオカナダモの細胞を観察する。
  準備学習:テキストの予習を行うとともに、実験手順をまとめる。

3. 体細胞分裂の観察
  タマネギの根端分裂組織を用い、体細胞分裂の各時期を観察する。
  準備学習:テキストの予習を行うとともに、実験手順をまとめる。

4. ウニの卵割と初期発生の観察
  ウニの発生段階別標本を用い、各時期を観察する。
  準備学習:テキストの予習を行うとともに、実験手順をまとめる。

5. DNAの抽出
  身近な生物材料からDNAを抽出する。
  準備学習:テキストの予習を行うとともに、実験手順をまとめる。

6. 酵素とそのはたらき
  アミラーゼの最適温度および最適pHを調べる。
  準備学習:テキストの予習を行うとともに、実験手順をまとめる。

7. 学習内容の振り返り
  準備学習:実験内容やレポートに関する質問等があれば、まとめておく。

<成績評価方法>
すべて出席を前提とし、実験項目ごとに提出するレポートで評価する。A〜Fの6段階のGradeで評価 し、D以上の者に単位を認める。レポートの提出遅れは減点する。実験に出席していても、その回のレポートが未提出の場合には欠席扱いとする。無断欠席は履修放棄とみなし、未履修扱いとする(講義日、レポート討論日の欠席も含む)。

<教科書>
テキストはプリントで配布する。

<参考書>
「好きになる分子生物学」萩原清文著 講談社サイエンティフィク
「よくわかるゲノム医学、改訂第2版」服部成介・水島-菅野純子著 菅野純夫監修 羊土社
「ニューステージ新生物図表」浜島書店編集部著 浜島書店

<オフィスアワー>
土曜日13:30〜15:30 新宿校舎20階2065号室
質問は授業後の教室でも受け付ける

<学生へのメッセージ>
疑問点があれば積極的に質問してください。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved.