2019年度工学院大学 先進工学部応用化学科

有機化学演習(Practice of OrganicChemistr y)[0210]

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1単位
山口 和男 講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<授業のねらい>
有機化学反応機構を描くためのルールを学び、基本的な反応の反応機構を示すことができるようになること。

<受講にあたっての前提条件>
有機化学Iおよび有機化学 IIの内容を理解していること。

<具体的な到達目標>
反応機構とは、有機化学反応がどのように進行するのかを、巻矢印を用いて表したものである。反応は新しい結合の生成と、結合の切断から成る。結合は、電子対によって作られている。すなわち、分子のどこに結合をつくることができる電子対があるのかを見極められるようにする。次に、分子のどこが電子対を受け入れることができるのかを見極める。これらを修得し、基本的な反応機構を示すことができるようになることを目指す。

<授業計画及び準備学習>
【ハイブリッド留学中】
下記の授業計画「1.」〜「11.」は、有機化学I及び有機化学IIで学習した内容である。講義で使用の教科書「マクマリー 有機化学概説 第7版(東京化学同人)」および配布された資料等、復習しておくこと。

【帰国後】
下記の授業計画で集中講義(3日間)、試験(期末試験に相当)を行う。なお、詳細は該当者に対して随時メール等で通知するので、遺漏のないよう注意してください。

1.有機化合物の構造と結合
2.酸と塩基  
3.アルカン、化学構造式の書き方、構造異性体  
4.アルケン、アルキンへの付加、関連反応  
5.反応機構、屈曲矢印のルール、マルコフニコフの法則  
6.芳香族の反応  
7.配向性
8.ハロゲン化アルキルのSN2反応、SN1反応   
9.ハロゲン化アルキルのE1反応、E2反応   
10.アルコールとフェノールの反応
11.アミン   
12.全体を振り返る
13.学習成果の確認(試験)
14.講評

<成績評価方法>
演習であるので、全ての回に出席することが単位修得に必須である。
(初回に他の講義に出た場合には、演習の単位は認めない。)
成績は、期末テスト(8割)、授業の取り組み態度(2割)で評価する。

<教科書>
資料を配布する。

<参考書>
マクマリー 有機化学概説 第7版(東京化学同人)
マクマリー 有機化学(上、中、下)(東京化学同人)
ブルース 有機化学(上、下)(化学同人)

<オフィスアワー>
安井:金曜日4限 17−306号室

山口:火曜日9:00〜13:00(5号館5-201号室)

<学生へのメッセージ>
有機化学の基本を理解すれば、きっと有機化学が好きになります。

<備 考>
ハイブリッド留学から帰国後に集中講義(3日間)および試験(期末試験に相当)を行う。
詳細は、該当者に対して随時メール等で通知するので、遺漏のないよう注意してください。


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