2019年度工学院大学 先進工学部生命化学科
有機化学V(Organic Chemistry V)[4H31]
2単位 南雲 紳史 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 有機化学基礎、有機化学T〜Vで学んできたことを土台とし、アルコール、エーテル、アミン類などの性質や反応性を学ぶ。後半では、しばしば天然物・医薬品合成の鍵工程として利用される転位反応について学ぶ。
- <受講にあたっての前提条件>
- 有機化学T〜Vの単位が取得されていることが望ましい。
これらの中で不合格あるいはD評価の科目がある場合は、その部分に関して良く復習しておくこと。
- <具体的な到達目標>
- アルコール・フェノール・エーテル化合物の性質や反応性を説明できる。
アミン化合物の性質や反応性を説明できる。 各種転位反応を説明できる。
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ケトン・アルデヒドの反応
(教科書9、11章を予習しておくこと) 2.カルボン酸誘導体の反応 (教科書10、11章を予習しておくこと) 3.アルコール・フェノールの水素結合、酸性度 (教科書8章1節から3節を予習しておくこと) 4.アルコールの合成と反応、フェノールの合成と反応 (教科書8章4節から6節を予習しておくこと) 5.エーテルの合成と反応 (教科書8章7節から9節を予習しておくこと) 6.アミンの構造と性質および塩基性度 (教科書12章1節から3節を予習しておくこと) 7.アミンの合成 (教科書12章4節を予習しておくこと) 8.アミンの反応 (教科書12章5節を予習しておくこと) 9.カチオン経由の転位反応 (配布プリントを予習しておくこと) 10.カルベン・ナイトレン経由の転位反応 (配布プリントを予習しておくこと) 11.アニオン経由の転位反応 (配布プリントを予習しておくこと) 12.フロンティア軌道とその関連反応 (配布プリントを予習しておくこと) 13.シグマトロピー転位反応 (配布プリントを予習しておくこと) 14.学習内容の振り返り(総合問題を通して)
- <成績評価方法>
- 授業に全開講数の2/3以上出席することが成績評価の前提。
試験期間に学期末試験を実施し、講義中におこなう演習問題の内容を最大10%(合格点に対する)まで加味する。 A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。 試験は定期試験期間に実施する
- <教科書>
- マクマリー有機化学概説(東京化学同人)
- <参考書>
- ウォーレン有機化学(上、下)(東京化学同人)
- <オフィスアワー>
- 火曜日13時30分〜19時 20階2068号室
- <学生へのメッセージ>
- オフィスアワーの時間に、問題演習を計画している。積極的に参加して、理解を深めてほしい。
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|