2019年度工学院大学 先進工学部生命化学科
△生化学III(BiochemistryIII)[2D23]
1単位 辛 英哲 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | ○ | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 学生が、生体内物質代謝のうちの脂質代謝および窒素同化について理解できるようになる。また、学生が脂質代謝および窒素同化に関連して、窒素固定の仕組み、アミノ酸の代謝を考察できるようになる。
- <受講にあたっての前提条件>
- ●「生化学I」と「生化学II」を受講していること。
- <具体的な到達目標>
- ●エネルギー代謝における脂質の中心的役割を理解すること。
●窒素の同化機構を理解すること。
- <授業計画及び準備学習>
- 以下の項目にしたがって講義するが、都合により変更することがある。
授業計画
1. 脂肪の化学、脂質の消化と吸収 脂質の分類(化学構造)、消化、吸収(輸送)について解説する。 教科書:p441〜p445
2. 脂肪酸の代謝 脂肪酸の酸化(分解)経路とエネルギー産生について解説する。 教科書:p445〜p455
3. 脂肪酸の合成 脂肪酸の生合成経路について解説する。 教科書:p455〜p459
4. 不飽和脂肪酸の代謝と合成、体内での役割 脂肪酸の延長と不飽和化、 必須脂肪酸の代謝とプロスタグランジンについて解説する。 教科書:p459〜p474
5. 窒素同化 窒素固定と窒素同化について解説する。 教科書:p494〜p498
6. アミノ酸の代謝 アミノ酸の脱アミノと尿素サイクルについて解説する。 教科書:p464〜p473
7. 学習成果の振り返り 試験結果を踏まえて、講評を行う。
毎授業後半に課題を課す。授業終了まで、あるいは次回授業開始までに、回収し採点。次回授業冒頭に解説を行う。
- <成績評価方法>
- 定期試験期間内に試験を行う。
定期試験(95%)と授業中の演習問題の結果(5%)で評価する。 到達目標に照らして、6段階のGrade(A+、A、B、C、D、F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- 「ヴォート基礎生化学第5版」田宮信雄ら訳(東京化学同人)
第4版でも可
- <参考書>
- 「第3版マクマリー生物有機化学(生化学編)」菅原二三男監訳(丸善)
- <オフィスアワー>
- 日時:火曜日 14時〜14時30分
場所:17号館 304室 事前にメール等で知らせて下さい。 [ bt13211@ns.kogakuin.ac.jp ]
- <学生へのメッセージ>
- 授業では予習・復習を必要とするところがあり、積極的な準備を行うことが大事です。また、理解できないことがあったら、すぐに質問してください。
- <備 考>
- 毎回出席する事。講義内容への質問等は気軽にしてください。
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