2019年度工学院大学 情報学部
○情報数学2(Information Mathematics 2)[5127]
1単位 位野木 万里 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 情報学を学ぶために必要な数学の基礎を学修する
数値データ・メディア情報を扱うためのベクトル・行列の基礎と複素数・複素平面を学修する
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報数学1を合格していること。
情報数学演習 I を同時に履修すること。
- <具体的な到達目標>
- 1. ベクトル,行列の基礎、複素数の基礎を理解する
2. ベクトル、行列、複素平面の、幾何学的、空間的意味を理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 1. ベクトルと演算 教科書1章
ベクトルとその演算について解説する 2. ベクトルと行列の演算 教科書2章 行列とその演算について解説する 3. 行列と空間 教科書7章の前に ベクトル、行列が表現する空間について解説する 4. 線形変換 教科書7.1, 7.2 付録9.3 線形変換,特に拡大縮小,反転,置換,回転,直交変換について解説する 5. 複素数の演算と複素平面 プリント配布 虚数単位、複素数を導入し、演算について解説する. 複素平面を導入し,複素数の絶対値や偏角を解説する。 6. 複素数の演算と複素平面、および、ベクトル・行列の振り返り プリント配布 複素数の演算と複素平面上での動き、オイラーの式、三角関数との関係を解説する
7. 全体振り返り
*すべての回で予習項目を実施してくること *試験期間中に試験を実施する
- <成績評価方法>
- 本科目の期末試験(ア)と小テスト(イ)と同一期間の「情報数学演習I」中の演習テスト(ウ)の結果から,到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認めます。なお、単位認定においては、まず、期末テスト(ア)の成績により合否(D以上とF)を判定し、合格者の評価を「(ア+イ):(ウ) = 2:1」で定める(A+,A,B,C,D)。
- <教科書>
- 高木 悟, 長谷川 研二, 熊ノ郷 直人 「理工系のための線形代数」(改訂版)培風館
教科書のナビ、補足、演習、自習用のプリントを配布する。
- <参考書>
- 高木・長谷川・熊ノ郷共著 「理工系のための基礎数学」培風館
他、授業中に適宜案内する。
- <オフィスアワー>
- 木曜日16:00~17:00(新宿A-2315)
授業後に教室にても質問を受け付ける。 必要に応じてメールにてアポをとることが望ましい。 ※連絡用メールアドレスなど,詳しいことは初回授業時に知らせる。
- <学生へのメッセージ>
- 本科目は必修科目であり、演習とともにステップアップの第二段階です。
数学は基礎からの積み重ねが必要な学問です。確実に理解することが重要です。十分時間をかけて取り組んで下さい。 なお、高校の数学に自信のない学生は、必ず学習支援センターに相談してください。 ただし、講義の内容に関する質問は学習支援センターでなく、担当教員のオフィスアワー、あるいは、SA(Student Assistant)を利用してください。
- <備 考>
- リピート履修の場合は情報数学演習Iも必ずリピート履修すること。
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