2019年度工学院大学 情報学部
○情報数学1(Information Mathematics 1)[5122]
1単位 田中 輝雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 情報学を学ぶために必要な数学の基礎を学修する
計算機を扱うための基礎となる,論理、記数法、および、関数について学修する
- <受講にあたっての前提条件>
- 情報数学演習 I を同時に履修すること
- <具体的な到達目標>
- 1. 数の概念,命題,集合、写像の考え方を理解する
2. 記数法、関数、逆関数の概念とグラフによる捉え方を理解する
- <授業計画及び準備学習>
- 1. 授業概要説明,数と演算 教科書1.1, 1.2,+複素数,1.3,1.4
授業概要説明 自然数や整数などの数の概念とそれらの演算、数の集合を解説する 2. 記数法(10進数、2進数、他) 教科書1.5, 1.6 小数と循環小数 10進数,2進数,16進数を説明し,それらの演算や各進数への変換方法を解説する また循環小数について解説する 3. 集合の演算,順列・組み合わせ 教科書2.1、2.2、2.3 + α 和集合,共通集合など集合の演算を解説する.部分集合の概念も解説する 順列・組合せ、2項定理を学び、確率論への基礎固めとする 4. 命題と論理 教科書2.4、2.5、2.6 + α 命題とそれらの論理演算を解説する.真理値表、数学的帰納法、対偶法や背理 法も説明する 自習課題 第5回開始までに,教科書第3章を自習しておくこと 提出課題を指示する 5. 関数と逆関数とそのグラフ(直線、放物線、双曲線等) 教科書 4 章 関数と写像について解説する.大学数学に必須の関数の基礎を確認する. 6. 関数とグラフ(三角関数、指数・対数関数等) 教科書 5章、6章 大学数学に必須の関数の基礎知識を修得する. 7. 全体振り返り
*すべての回で予習項目を実施してくること *試験期間中に試験を実施する。
- <成績評価方法>
- 本科目の期末試験(ア)と小テスト(イ)と同一期間の「情報数学演習I」中の演習課題成績(ウ)の結果から,到達目標に照らして6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し,D以上の者に単位を認めます。なお、単位認定においては、まず、期末テスト(ア)の成績により合否(D以上とF)を判定し、合格者の評価を「(ア+イ):(ウ) = 2:1」で定める(A+,A,B,C,D)。
- <教科書>
- 高木・長谷川・熊ノ郷共著 「理工系のための基礎数学」培風館
教科書のナビ、補足、演習、自習用のプリントを配布する
- <参考書>
- 授業中に適宜案内する。
- <オフィスアワー>
- 講義の前後に講義室にて行う
あるいは,teru@cc.kogakuin.ac.jpに連絡し,日程を調整すること
- <学生へのメッセージ>
- 本科目は必修科目であり、演習とともにステップアップの第一段階です。
数学は基礎からの積み重ねが必要な学問です.確実に理解することが重要です。十分時間をかけて取り組んで下さい。 なお、高校の数学に自信のない学生は,必ず学習支援センターに相談してください。 ただし,講義の内容に関する質問は学習支援センターでなく,担当教員のオフィスアワー、あるいは、SA(Student Assistant)を利用してください。
- <備 考>
- リピート履修の場合は情報数学演習Iも必ずリピート履修すること
ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|