2019年度工学院大学 情報学部

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3220]

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2単位
矢崎 敬人 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<授業のねらい>
講義と演習とe-Learning教材を利用した自習を通して,コンピュータリテラシーについて学ぶ.大学での学習,研究に最低限必要な,コンピュータを使ったドキュメント作成やデータ整理,レポートの提出,資料の利用,メールでのコミュニケーションを一通り行えるようになる.

<受講にあたっての前提条件>
前提はなし.

<具体的な到達目標>
・情報学部の学生として必須の情報学に関する基礎知識(コンピュータ,ネットワーク,情報倫理)を身につける
・電子メールの基本的な仕組みを理解し使いこなす.
・検索エンジンの仕組みを理解し,google検索を利用しての情報検索技術を身につける.
・Windows,Word,Excel,PowerPointの基本的な機能と用途を理解し使いこなす.
・HTMLの基本的な文法を理解し,ウェブページを作成・公開する技術を身につける.
・LaTeXの基本的な文法を理解し,簡単な組版技術を身につける.

<授業計画及び準備学習>
*基本教科書に沿って授業・演習を進めるので,各回の該当部分を必ず予習してくること
1.ガイダンス 教科書の付録,第1章(第1,3,4節),第2章
 演習用パソコンの基本設定(IDとパスワード,e-learning利用法,電子メール設定等)
 コンピュータ入門(コンピュータの歴史と仕組み)
 Windowsの基本操作1(フォルダ,ファイル)
2.電子メールと情報検索 第3章,第4章
 電子メールの仕組みと倫理
 メールの作成と添付ファイルの利用
 Windowsの基本操作2(情報検索,コマンドプロンプト)
3.ワードプロセッサ(MS-Word 1) 第5章(第1〜7節)
 日本語入力,コピー,ペースト,文字修飾,段落,罫線
4.ワードプロセッサ(MS-Word 2) 第5章(第8節)
 数式の作成,文章作成,等
5.表計算ソフト(MS-Excel 1) 第6章(第1〜2節)
 立ち上げ,設定
 セルの仕組み,呼び方,簡単な関数
6.表計算ソフト(MS-Excel 2) 第6章(第2節)
 表計算(縦横計算),データ集計関数他
7.表計算ソフト(MS-Excel 3) 第5章,第6章(第3節),第7章(第4節)
 グラフ作成,ワードと連携してグラフのあるドキュメントを作成
 パワーポイントでのプレゼンの準備とグラフ
8.プレゼンテーション(MS-PowerPoint 1) 第7章
 よいプレゼンテーションとは(ビジュアルエイドの活用)
 箇条書きとテキストボックス,図形
9.プレゼンテーション(MS-PowerPoint 2) 第7章
 オブジェクト配置(位置揃え,前後,型抜き,グループ化)
 配付資料,PDF作成
 MS-Office総復習
10.Webページの制作(HTML 1) 第3章(3節),第8章
 WWWとは,HTMLとは
 サクラエディタ
 HTML文法(head, body),リンクと図の表示他
11.Webページの制作(HTML 2) 第8章
 CSS(スタイルシート)の作成と利用
 工学院のシステム環境,イントラ公開
 Unix系OSとShell, SSH, Telnet, FTP
12.文章処理システムLaTeX(1) 第9章(第9節までと第14節)
 章,節,箇条書き,図表
13.文章処理システムLaTeX(2) 第1章(第2, 5節),9章
 数式,論文スタイル(タイトル,フットノート,段組み,文献)
 コンピュータ入門(ネットワーク基礎他)
14.振り返り,発展 教科書全体とこれまでの演習課題

<成績評価方法>
期末試験(50%)および課題の評価(50%)による総合得点で,到達目標に照らして,6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し,D以上の者に単位を認める.
注意:正当な理由のない,期末試験の未受験,e-learningの未修了がある場合は本科目を放棄したものと見なし,F評価とする.

<教科書>
工学院大学情報基礎教育運営委員会編『理工系コンピュータリテラシ−の活用−MS-Office2016対応−』共立出版

<参考書>
適宜紹介する.

<オフィスアワー>
○授業後に教室で受け付ける。
○また,前期は新宿校舎で次のオフィスアワーを設定している(後期については後期開講科目のシラバスを参照のこと).
(新宿校舎A-2778)金曜日11:00-12:00
○その他,上記日時以外でもメールで予約の上で面談可.メールアドレスは情報学部学修ガイダンスに記載.

<学生へのメッセージ>
本科目は,情報学部の学生が最低限必要な範囲でのコンピュータの使用方法を対象としてます.経験のある者には易しく感じるかもしれません.その時は,一歩進んだ課題に挑戦して欲しいと考えています.演習中心ですので,知識としてだけではなく,実際に使えることが重要です.そして,使えるだけでなく,ツールとして使いこなすことが重要です.「習うより慣れろ」,まさにこの言葉がこの科目にピッタリの言葉です.


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