2019年度工学院大学 情報学部
○情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3220]
2単位 矢崎 敬人 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 講義と演習とe-Learning教材を利用した自習を通して,コンピュータリテラシーについて学ぶ.大学での学習,研究に最低限必要な,コンピュータを使ったドキュメント作成やデータ整理,レポートの提出,資料の利用,メールでのコミュニケーションを一通り行えるようになる.
- <受講にあたっての前提条件>
- 前提はなし.
- <具体的な到達目標>
- ・情報学部の学生として必須の情報学に関する基礎知識(コンピュータ,ネットワーク,情報倫理)を身につける
・電子メールの基本的な仕組みを理解し使いこなす. ・検索エンジンの仕組みを理解し,google検索を利用しての情報検索技術を身につける. ・Windows,Word,Excel,PowerPointの基本的な機能と用途を理解し使いこなす. ・HTMLの基本的な文法を理解し,ウェブページを作成・公開する技術を身につける. ・LaTeXの基本的な文法を理解し,簡単な組版技術を身につける.
- <授業計画及び準備学習>
- *基本教科書に沿って授業・演習を進めるので,各回の該当部分を必ず予習してくること
1.ガイダンス 教科書の付録,第1章(第1,3,4節),第2章 演習用パソコンの基本設定(IDとパスワード,e-learning利用法,電子メール設定等) コンピュータ入門(コンピュータの歴史と仕組み) Windowsの基本操作1(フォルダ,ファイル) 2.電子メールと情報検索 第3章,第4章 電子メールの仕組みと倫理 メールの作成と添付ファイルの利用 Windowsの基本操作2(情報検索,コマンドプロンプト) 3.ワードプロセッサ(MS-Word 1) 第5章(第1〜7節) 日本語入力,コピー,ペースト,文字修飾,段落,罫線 4.ワードプロセッサ(MS-Word 2) 第5章(第8節) 数式の作成,文章作成,等 5.表計算ソフト(MS-Excel 1) 第6章(第1〜2節) 立ち上げ,設定 セルの仕組み,呼び方,簡単な関数 6.表計算ソフト(MS-Excel 2) 第6章(第2節) 表計算(縦横計算),データ集計関数他 7.表計算ソフト(MS-Excel 3) 第5章,第6章(第3節),第7章(第4節) グラフ作成,ワードと連携してグラフのあるドキュメントを作成 パワーポイントでのプレゼンの準備とグラフ 8.プレゼンテーション(MS-PowerPoint 1) 第7章 よいプレゼンテーションとは(ビジュアルエイドの活用) 箇条書きとテキストボックス,図形 9.プレゼンテーション(MS-PowerPoint 2) 第7章 オブジェクト配置(位置揃え,前後,型抜き,グループ化) 配付資料,PDF作成 MS-Office総復習 10.Webページの制作(HTML 1) 第3章(3節),第8章 WWWとは,HTMLとは サクラエディタ HTML文法(head, body),リンクと図の表示他 11.Webページの制作(HTML 2) 第8章 CSS(スタイルシート)の作成と利用 工学院のシステム環境,イントラ公開 Unix系OSとShell, SSH, Telnet, FTP 12.文章処理システムLaTeX(1) 第9章(第9節までと第14節) 章,節,箇条書き,図表 13.文章処理システムLaTeX(2) 第1章(第2, 5節),9章 数式,論文スタイル(タイトル,フットノート,段組み,文献) コンピュータ入門(ネットワーク基礎他) 14.振り返り,発展 教科書全体とこれまでの演習課題
- <成績評価方法>
- 期末試験(50%)および課題の評価(50%)による総合得点で,到達目標に照らして,6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し,D以上の者に単位を認める.
注意:正当な理由のない,期末試験の未受験,e-learningの未修了がある場合は本科目を放棄したものと見なし,F評価とする.
- <教科書>
- 工学院大学情報基礎教育運営委員会編『理工系コンピュータリテラシ−の活用−MS-Office2016対応−』共立出版
- <参考書>
- 適宜紹介する.
- <オフィスアワー>
- ○授業後に教室で受け付ける。
○また,前期は新宿校舎で次のオフィスアワーを設定している(後期については後期開講科目のシラバスを参照のこと). (新宿校舎A-2778)金曜日11:00-12:00 ○その他,上記日時以外でもメールで予約の上で面談可.メールアドレスは情報学部学修ガイダンスに記載.
- <学生へのメッセージ>
- 本科目は,情報学部の学生が最低限必要な範囲でのコンピュータの使用方法を対象としてます.経験のある者には易しく感じるかもしれません.その時は,一歩進んだ課題に挑戦して欲しいと考えています.演習中心ですので,知識としてだけではなく,実際に使えることが重要です.そして,使えるだけでなく,ツールとして使いこなすことが重要です.「習うより慣れろ」,まさにこの言葉がこの科目にピッタリの言葉です.
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