2019年度工学院大学 情報学部システム数理学科
情報学特別講義(Seminar of Informatics)[4D28]
1単位 NPチャンドラシリ 教授 大和 淳司 教授 藤川 真樹 准教授 山口 実靖 准教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい>
- 「情報学」を構成する,情報通信,コンピュータ科学,情報デザイン,システム数理の各分野について,演習を通じてさらに深く理解することを目的とする.
- <受講にあたっての前提条件>
- ・2年2Q(あるいは前期)で再履修科目を受講する必要がないこと.
・各分野について,受け身ではなく積極的に問題解決に取り組むことを求める.
- <具体的な到達目標>
- 授業計画に挙げた各項目をレポートと演習により理解するとともに,自ら企画したアプリケーションのプロトタイプ実装を達成し、発表会でのプレゼンテーションを行う.
- <授業計画及び準備学習>
- 全体をテーマA〜Dの4クラスに分け,その何れかのクラスに設定されたテーマに取り組む
テーマA:(担当:牛田) ・テーマ名 C 言語プログラミング実践演習 ・概要 1 年次の「プログラミング」の授業を踏まえて,より高度なプログラミング知識・技術を身につけたい学生向けに,問題解決のアルゴリズム,競技プログラミング問題などを題材に講義・演習を実施する.
テーマB:(担当:藤川) ・テーマ名 情報セキュリティ基盤技術(暗号技術)とその応用 ・概要 情報セキュリティ基盤技術のひとつである「暗号技術」とその「応用」について学習する.具体的には,共通鍵暗号,公開鍵暗号,ハッシュ関数,電子署名,公開鍵認証基盤,電子証明書について学習し,アクティブラーニングを活用した講義と演習を行う.
テーマC:(担当:チャンドラシリ) ・テーマ名 コンピュータアニメーション(computer animation)の基礎演習 ・概要 簡単な物体のアニメーションの作成を通じて,コンピュータアニメーションの基礎を学ぶ. 具体的には,物体の平行移動 (Translation),拡大・縮小(Scaling),回転 (Rotation)等の幾何学的変換を用いてアニメーションを作成する。使用プログラミング言語はMatlabとする.
テーマD:(担当:大和) ・テーマ名 IoTプロトタイピング実践 ・概要 現在注目されているIoTを実践・体感すべく,MESHタグを利用したビジュアルプログラミング環境下でシステムプロトタイピングを行う.各種のセンサー,アクチュエータをインターネットに繋いで実際のアプリケーションを構築するほか,自らのアイデアに基づく実装,評価サイクルも体験する.
各回は以下の通り.
1 ガイダンス,クラス分け,利用環境,および課題の説明 2 1回目の講義で指定した,課題について取組み議論を行う 準備:関連する文献等を調査し,課題についての準備を行う. 復習:議論の結果をまとめる. 3 前回に引き続き,課題にとりくむ 準備:関連する文献等を調査し,課題についての準備を行う. 復習:議論の結果をまとめる. 4 前回に引き続き,課題にとりくむ 準備:関連する文献等を調査し,課題についての準備を行う. 復習:議論の結果をまとめる. 5 前回に引き続き,課題にとりくむ 準備:関連する文献等を調査し,課題についての準備を行う. 復習:議論の結果をまとめる. 6 前回に引き続き,課題にとりくむ 準備:関連する文献等を調査し,課題についての準備を行う. 復習:発表会の準備を行う 7 学習内容の振り返り、および発表会
なお,テーマによっては,中間レポートを課すことがある.
- <成績評価方法>
- 「レポート」,「与えられた課題の達成状況」と「到達目標」とを照らしあわせ,6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し,D以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- なし.
- <参考書>
- なし.
- <オフィスアワー>
- 牛田::木曜日12:50〜13:40(お昼休み)八王子教員控え室
藤川:毎週火曜日09時〜10時(八王子キャンパス02−506室) チャンドラシリ:木曜日12:50〜13:40(お昼休み)八王子教員控え室 大和:毎週月曜日10時〜11時(八王子キャンパス02−505室)
- <学生へのメッセージ>
- 履修可能な人数が限られているので,予定人数を超過した場合は,単位取得状況による選別を実施する.
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