2019年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
△生体計測工学(Bio measurement Engineering)[4E21]
2単位 田中 久弥 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 計測の原理をまなび,生体信号を処理しながら基礎的な心理過程を説明できるようにする。
- <受講にあたっての前提条件>
- 物理学I,物理学IIの単位を修得または履修しておくことが望ましい。
情報学実験I,情報学実験IIの単位を修得または履修しておくことが望ましい。
- <具体的な到達目標>
- ・生体信号計測原理と計測法の知識を得ること
・生体信号データの処理法の技能を得ること
- <授業計画及び準備学習>
- 1.ガイダンス
1.1 MATLABの導入と波形データの読み込み
2.自発脳波の計測法 2.1 脳波の原理と計測方法 2.2 自発脳波の種類と信号処理
3.自発脳波の信号処理法 3.1 自発脳波のフーリエ変換 3.2 スペクトル解析を応用した自発脳波解析の手順
4.誘発脳波の計測法 4.1 誘発脳波の種類と評価項目
5.誘発脳波の加算平均処理法 5.1 誘発脳波の加算平均処理
6.心電図の計測法 6.1 心電図の原理と計測方法 6.2 心電図の医学および生体工学における用途
7.心電図の心拍変動解析法 7.1 心拍変動解析
8.筋電図の計測法 8.1 筋電図の原理と計測方法
9.筋電図の信号処理法 9.1 筋電図の信号処理法
10.fNIRSの計測法 10.1 fNIRSの原理と計測方法
11.fNIRSデータの信号処理 11.1 fNIRSデータの信号処理
12.MATLABによる統計処理 12.1 平均値,中央値の差の検定 12.2 相関解析 12.3 標本サイズと検出力検定
13.試験
14.振り返り 課題提出
- <成績評価方法>
- 試験(70%)および課題の評価(30%)による総合得点で、到達目標に照らして、6段階のGrade(A+, A, B, C, D, F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
- <教科書>
- MATLABで学ぶ生体信号処理
出版社: コロナ社 (2018/9/27) 3,240円 ISBN-10: 4339072451 ISBN-13: 978-4339072457
- <参考書>
- ・宮田洋監修新 生理心理学〈1巻〉生理心理学の基礎 北大路書房
- <オフィスアワー>
- 月曜日の4時間目にA1518室で質問を受け付ける
- <学生へのメッセージ>
- 生体信号計測とその解釈に関心を寄せて,いずれセミナーや卒業研究で役立てたいという態度で講義に望んで欲しい。
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