2019年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

画像認識と理解(Image Recognition)[3H19]

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2単位
小西 克巳 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
1.画像処理の基本に重点を置き、根底となる数学を理解し,画像処理と数学が結びつくことを目標とする
2.画像処理に用いる数学を理解し,数学を用いた画像解析が説明できるようになること

画像処理を理解するためには、数学をきちんと学び、その意味を理解することが必要です。この講義では、画像処理に必須のフーリエ変換を基礎から学び、応用力を培います。

<受講にあたっての前提条件>
大学教養レベルの微積分を理解していること

<具体的な到達目標>
フーリエ変換、DCTを用いた画像解析手法を理解し、一般画像に応用可能な知識を身につける

<授業計画及び準備学習>
第1回:空間周波数と複素正弦信号
第2回:1次元フーリエ変換の基礎
第3回:1次元フーリエ変換演習(矩形波のCOSによるフーリエ級数展開)
第4回:1次元フーリエ変換演習(矩形波のSINによるフーリエ級数展開)
第5回:1次元フーリエ変換演習(矩形波・三角波のSIN・COSによるフーリエ級数展開)
第6回:1次元フーリエ変換演習(複素関数によるフーリエ級数展開)
第7回:2次元信号と2次元フーリエ変換
第8回:標本化定理(デジタル化と標本化の違い)
第9回:周波数領域におけるフィルタリング(フーリエ変換とフィルタリング)
第10回:周波数領域におけるフィルタリング(空間フィルタと周波数フィルタ)
第11回:エッジ検出と鮮鋭化
第12回:領域分割:エッジによる分割、領域拡張法、統計的仮説検定法
第13回:離散COS変換
第14回:画像符号化(JPEG、)
定期試験
受講者の理解度により内容を変更することがある

試験期間中に授業内容全てを範囲とする学期末試験を実施、さらに課題のレポートを求める。試験とレポートの比は8:2。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<成績評価方法>
試験期間中に授業内容全てを範囲とする学期末試験を実施、さらに課題のレポートを求める。試験とレポートの比は8:2。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
画像処理工学(改訂版) コロナ社 末松良一、山田宏尚 著

<参考書>
ディジタル画像処理 CG-ARTS協会 2015年版

<オフィスアワー>
毎週金曜日 15時〜18時 新宿校舎1512

<備 考>
ハイビジョン、8Kの研究経験を活かして、実務的な数学の学び方、数学の実務への応用についても講義で触れる。


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