2019年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科
画像認識と理解(Image Recognition)[3H19]
2単位 小西 克巳 非常勤講師
- <学位授与の方針>
| 1. 基礎知識の習得 | ◎ | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 1.画像処理の基本に重点を置き、根底となる数学を理解し,画像処理と数学が結びつくことを目標とする
2.画像処理に用いる数学を理解し,数学を用いた画像解析が説明できるようになること
画像処理を理解するためには、数学をきちんと学び、その意味を理解することが必要です。この講義では、画像処理に必須のフーリエ変換を基礎から学び、応用力を培います。
- <受講にあたっての前提条件>
- 大学教養レベルの微積分を理解していること
- <具体的な到達目標>
- フーリエ変換、DCTを用いた画像解析手法を理解し、一般画像に応用可能な知識を身につける
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回:空間周波数と複素正弦信号
第2回:1次元フーリエ変換の基礎 第3回:1次元フーリエ変換演習(矩形波のCOSによるフーリエ級数展開) 第4回:1次元フーリエ変換演習(矩形波のSINによるフーリエ級数展開) 第5回:1次元フーリエ変換演習(矩形波・三角波のSIN・COSによるフーリエ級数展開) 第6回:1次元フーリエ変換演習(複素関数によるフーリエ級数展開) 第7回:2次元信号と2次元フーリエ変換 第8回:標本化定理(デジタル化と標本化の違い) 第9回:周波数領域におけるフィルタリング(フーリエ変換とフィルタリング) 第10回:周波数領域におけるフィルタリング(空間フィルタと周波数フィルタ) 第11回:エッジ検出と鮮鋭化 第12回:領域分割:エッジによる分割、領域拡張法、統計的仮説検定法 第13回:離散COS変換 第14回:画像符号化(JPEG、) 定期試験 受講者の理解度により内容を変更することがある
試験期間中に授業内容全てを範囲とする学期末試験を実施、さらに課題のレポートを求める。試験とレポートの比は8:2。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
- <成績評価方法>
- 試験期間中に授業内容全てを範囲とする学期末試験を実施、さらに課題のレポートを求める。試験とレポートの比は8:2。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。
- <教科書>
- 画像処理工学(改訂版) コロナ社 末松良一、山田宏尚 著
- <参考書>
- ディジタル画像処理 CG-ARTS協会 2015年版
- <オフィスアワー>
- 毎週金曜日 15時〜18時 新宿校舎1512
- <備 考>
- ハイビジョン、8Kの研究経験を活かして、実務的な数学の学び方、数学の実務への応用についても講義で触れる。
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