2019年度工学院大学 情報学部情報デザイン学科

コンピュータグラフィックス(Computer Graphics)[2E19]

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2単位
合志 清一 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
コンピュータグラフィックスの基礎を理解し、簡単なCG映像を作成可能な技術を身につける

<受講にあたっての前提条件>
1.大学教養レベルの線形代数を理解していること
2.CまたはMatlabによるプログラミングができること

<具体的な到達目標>
1.コンピュータグラフィックスの基礎となるモデリング手法、レンダリングについて説明できるようになること
2.簡単なCGプログラミングができるようになること

<授業計画及び準備学習>
授業計画
第1回:デジタル画像と数学入門1
  行列、行列式、画像のデジタル化、実写とCGの違い
第2回: デジタル画像と数学入門2
    ビット長と画質、エリアシング、アフィン変換の基礎
第3回: 2次元座標上での座標変換、回転、平行移動、拡大縮小
第4回:3次元座標系の基礎、3次元同次座標系での物体の移動・回転・拡大/縮小
第5回:投影(ビューイングパイプライン)の原理と利用
複数の物体を3次元同次座標系に配置するときの行列計算法
第6回:形状モデル
      ワイアフレームモデル、サーフィスモデル、ソリッドモデル、形状表現
第7回:境界表現のデータ構造と局所変形
    ウイングドエッジ構造、オイラーの定理
第8回:曲面とレンダリング
    陰関数と陽関数による2次曲線表現
第9回:パラメトリック曲線とスプライン関数
第10回:ポリゴン曲面の表現
第11回:ボリュームを用いた形状表現
第12回:Povrayを用いたCGの作成1 
     Povrayのインストール、光源、カメラ位置、3次元物体のプロクラム
第13回:Povrayを用いたCGの作成2
     Povrayによる静止画CGの作成
第14回:Povrayを用いたCGの作成3
Povrayによるアニメーションの作成
3次元同次座標系での物体の移動・回転・拡大/縮小

学生の理解度によって内容を変更することがある

<成績評価方法>
試験期間中に授業内容全てを範囲とする学期末試験を実施、さらに課題のレポートを求める。試験とレポートの比は8:2。A+〜Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。

<教科書>
コンピュータグラフィックスCG-ARTS協会 2015年版 伊藤裕之 他(著)

<参考書>
ディジタル画像処理 CG-ARTS協会 2015年版

<オフィスアワー>
毎週金曜日 15時〜18時 新宿校舎1512

<備 考>
ハイビジョン、8Kの研究経験を活かして、企業における研究のありかた、知財の重要性、効果的な研究発表の手法についても講義で触れる。


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