2019年度工学院大学 情報学部コンピュータ科学科

コンピュータ科学実験(Computerkagakujikken)[5G19]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
浅野 太 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
小野  諭 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
中島 弘史 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
藤井 昭宏 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
馬場 則男 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
音声処理、画像処理、アセンブラ、組み込みシステム、ネットワークとセキュリティの実験を通して、1年次で修得した講義内容が、実際に世の中でどのように使われているかを、体験的に学習する。

<受講にあたっての前提条件>
1年次に受講したコンピュータ関連の講義内容をよく復習しておくこと。

<具体的な到達目標>
毎回の実験目標を達成し、その結果をレポートにまとめることができる。

<授業計画及び準備学習>
1. ガイダンス
実験の内容、目的などについて説明する。また担当教員、TAの紹介を行う。

2. (1)音声処理I
コンピュータによる音や歌声の合成技術を学習する。具体的には,ソフトウェアシンセサイザによる音の合成や歌声の合成を行う。

3. (2)音声処理II
音楽や音声,歌声などをパソコンに取り込み、その音を波形で確認する。さらに周波数領域への変換処理を行い周波数スペクトルについて理解する。

4. (3)画像情報処理I
画像データの基礎的な処理方法をプログラミングを通して学ぶ。ディジタルカメラで撮影した画像をMATLABで加工するプログラミング を作成し、実験を行う。

5.(4)画像情報処理II
画像データの応用的な処理方法をプログラミングを通して学ぶ。

6. 再実験/追加実験
実験(1), (2), (3),(4)の再実験/追加実験を行う。

7.(5)アセンブラ I
機械語(アセンブラ)に触れ、コンピュータの動作を理解する。CASL(アセンブラ)を使って基礎的なプログラムを作成し、評価する。
高級言語(Cなど)のプログラムがコンパイルされ、コンピュータを動作させるために、最終的にどのように処理されているかを理解する。

8.(6)アセンブラ I I
CASL(アセンブラ)を使って、応用的なプログラムを作成し、評価する。

9.(7)Arduinoによる組込み制御 I
組み込み制御の基本手順を理解する。デジタル・アナログ入力、信号の処理、デジタル出力、PWM(Pulse Width Modulation)出力の基本を学び、Arduinoを用いて基礎的なハードウェアとソフトウェアを設計、製作する。

10.(8)Arduinoによる組込み制御 I I
デジタル・アナログ入力、信号の処理、デジタル出力、PWM(Pulse Width Modulation)出力について、Arduinoを用いて応用的なハードウェアとソフトウェアを設計、製作する。

11.(9)通信基礎
ネットワークを構成する機器とその仕組み、動作について学習する。ルータを用いたLANの構築および流れているパケットの表示を行う。

12.(10)通信応用(セキュアシステム)
現在のWebサービスなどのセキュリティ基盤を学ぶ。統合認証サービス、およびそれに関連したDNSおよびDHCPなどのネットワーク基本サービスの構築と測定を行う。

13. レポート指導・再実験
実験(5), (6), (7),(8),(9),(10)の再実験/追加実験を行う。

14.学習内容の振り返り
実験した内容の修得状況を確認する

<成績評価方法>
成績は、実験の実施、および実験レポートで行う。到達目標に照らして,6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で 評価し,D以上の者に単位を認める.

<教科書>
あらかじめ用意している「実験テキスト」を事前にダウンロードしておくこと

<参考書>
特になし。

<オフィスアワー>
授業に関しての質問はメールで浅野まで(asano@cc.kogakuin.ac.jp)。
各実験の質問は、授業時間内および後に担当教員へ。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved.