2019年度工学院大学 情報学部情報通信工学科

高周波工学(High Frequency Engineering)[3L08]

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2単位
岡崎 浩司 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
高周波工学では、高い周波数の電磁波(高周波)の空間や伝送路における伝搬や反射などの振る舞いをまず理解し、加えて高周波回路や高周波を応用したシステムなどについて理解できることを狙いとする。

<受講にあたっての前提条件>
必修科目である数学I、数学II、物理学IIの内容を理解していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
(1)高周波技術の特徴と応用分野について説明できること
(2)電磁波の伝播、反射と透過、散乱と回折について説明できること
(3)伝送路における伝送モード、伝送特性について説明できること
(4)スミスチャートの意味と使用法について説明できること
(5)高周波帯の送受信機とその構成回路について説明できること
(6)レーダーの基本的原理について説明できること

<授業計画及び準備学習>
第1回:[ガイダンス] 高周波技術の特徴と応用分野、演習
第2回:電磁波の伝搬、反射と透過、散乱と回折、演習
第3回:伝送線路(分布定数線路I)、演習
第4回:分布定数線路II、演習
第5回:スミスチャート、演習
第6回:4端子網行列、演習
第7回:伝送線路内の電磁波の伝搬、演習
第8回:導波管とストリップ線路、演習
第9回:第1回から8回の内容の復習、演習
第10回:高周波受動回路、演習
第11回:高周波帯の送受信機とその構成回路、演習
第12回:レーダー、演習
第13回:光ファイバ、演習
第14回:学習内容の振り返り
準備学習:前回講義の内容を復習しておくこと。講義内容に関して、事前に配布する資料に目を通しておくこと。
講義はパワーポイントによるスライドを用いて実施します。講義時間中に理解を深めるための演習を実施します。
【実務経験のある教員による授業科目】
企業の研究開発部門での経験を活かして,実際の高周波回路等の研究開発例などを紹介しながら講義を進める.

<成績評価方法>
原則は定期試験で評価する。あわせて授業への参加状況を勘案する。「授業への参加状況」の判断は、演習等への取り組み等により行う(全体評価の10%程度)。
試験成績をもとに理解度A+,A,B,C,D,FのGradeで評価し、Grade D 以上を合格とする。
Grade評価対象者以外は、60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
「マイクロ波工学―基礎と原理」中島 将光著(森北出版)
「高周波の基礎」三輪 進 著(東京電機大学出版会)
「Microwave Engineering」David M. Pozar (Wiley)

<オフィスアワー>
原則は 講義終了後に教室で。
これ以外でも12階講師室に在室していれば対応可能。


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