2019年度工学院大学 情報学部情報通信工学科
△芸術学A(Arts Studies A)[1E31]
2単位 吉田 司雄 教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <学位授与の方針>
○ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | ○ | 3. 汎用的問題解決技能 | ◎ | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- 本年度は「アダプテーション(adaptation)」というキータームを軸に講義をする。芸術を考えるために、オリジナルだけを崇拝視するのは、必ずしも正しいとは言えない。例えば物語は、小説、演劇、映画、マンガ、ゲームなど様々な形態をとりながら、変容していく。そこに生じる差異をどのように考えていくか。文学、演劇、映画などの基本的知識を学んだそのうえで、自らの思考と表現を導き出すための批評力を身につけることが目標である。
なお、このテーマで授業を展開するのは本年度が始めてであり、授業内容の変更も大いにありうる。
- <受講にあたっての前提条件>
- 特になし。
- <具体的な到達目標>
- 芸術に関する基本的な知識を習得し、自らの批評眼や知的好奇心を涵養するための土台を作る。自らの考えを文章等で説得的に表現できる力をつける。
- <授業計画及び準備学習>
- 1 「アダプテーション(adaptation)」とは何か(ガイダンス)
準備学習:シラバスをよく読んでおく 2 演劇とは何か−神の時代から人間の時代へ 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 3 甦るシェイクスピア(1)−「ロミオとジュリエット」 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 4 甦るシェイクスピア(2)―その生涯を描く 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 5 フランス古典演劇−モリエールの喜劇 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 6 イギリス文学と映画(1)−「嵐が丘」の変容 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 7 イギリス文学と映画(2)−「高慢と偏見」と現代 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 8 演劇からミュージカルへ−「ピグマリオン」の運命 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 9 小説からミュージカルへ−「レ・ミゼラブル」 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 10 映画からミュージカルへ−「オペラ座の怪人」 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 11 角川書店のメディアミックス戦略−横溝正史 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 12 メディアミックスの行く末−「時をかける少女」 準備学習:授業内容とかかわる作品を実際に見たり読んだりしてみる 13 授業内試験 準備学習:これまでの授業内容をしっかり復習しておく 14 学習内容の振り返り 準備学習:授業内容をしっかりと復習しておくこと
- <成績評価方法>
- 授業にきちんと出席することが成績評価の前提。授業中の課題や抜き打ち確認テスト等で平常点を算出すると共に、授業内容すべてを範囲とする授業内試験を行ない、A+〜Fの6段階のGradeで評価、D以上の者に単位を認める。平常点と授業内試験の比率は、だいたい4:6。ただし、平常点が一定の水準に達していない場合には、授業内試験の答案を採点の対象としない。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- リンダ・ハッチオン『アダプテーションの理論』(晃洋書房、2012年4月)
その他、教場で随時紹介する。
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎2715研究室 月13:00〜13:30
それ以外は教員に直接たずねること。
- <学生へのメッセージ>
- 第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。
受講者数等によって、授業方法を変えることを考えている。
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