2019年度工学院大学 建築学部

総合文化アカデミックスキル(Academic Skills for Liberal Arts)[4329]

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2単位
勝田 由美 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
長谷川 憲 非常勤講師  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
この授業では、大学生としての「主体的な学び」を実践できるよう、図書館やインターネットなどを利用した情報検索の方法を学びながら、柔軟な考え方と論理的な思考力、学問的成果を社会に伝えるための表現力、コミュニケーション力を養います。

<受講にあたっての前提条件>
後期については、建築学部1年生であればだれでも履修ができます(習熟度調査の点数による制限はありません)。

<具体的な到達目標>
1.批判的に考え、論理的に意見をまとめる力を養う
2.様々な学問分野に触れ、柔軟な考え方を身につける
3.図書館やインターネットなどを利用した情報検索に習熟する
4.不正な研究行為を行わないアカデミックモラルを身につける
5.説得力のある文章の書き方、口頭発表の仕方を身につける
6.クラスメートと切磋琢磨することで、批評眼に磨きをかける

<授業計画及び準備学習>
1.授業ガイダンスと記録する技術(林、勝田、長谷川)
 準備学習:この科目のシラバスを読んでくる。

2.記録から思考へ:まとめる技術(林)
 準備学習:前回の授業内容のうち、記録の取り方を振り返っておく。

3.思考の整理:抽象と具体(林)
 準備学習:前回の自身のまとめを振り返っておく。

4.思考の飛躍:問題を発見する(林)
 準備学習:課題に取り上げる事例を考え、まとめておく。

5.概念や枠組みによる対象の分析(1):歴史のなかの「都市」(勝田)
 準備学習:都市の「定義」について考えてみる。

6.概念や枠組みによる対象の分析(2):近代化と「都市」(勝田)
 準備学習:「都市」における人と人との関係について考えてみる。

7.概念や枠組みによる対象の分析(3):都市と「コミュニティ」(勝田)
 準備学習:自分の居住地域の町内会、自治会、NPOの活動を調べてみる

8. 事例研究と資料の収集−東京の歴史を題材として−(勝田)
 準備学習: 「武蔵国」について検索をかけてくる

9. グループ・ディスカッション(勝田) 
 準備学習:課題レポートの下書きを用意する。

10.グループ学習、共同研究への誘い(長谷川)
 準備学習:グループ学習のやり方について、考えておく。

11.アイデアを出し合う/アイデアをまとめる(長谷川)
 準備学習:説得力のある表現とはどういうものか、考えておく。

12.デザインを考える/プレゼンを経験する(長谷川)
 準備学習:評価されるプレゼンとはどういうものか、考えておく。

13.学習成果の発表(長谷川、勝田、小野)
 準備学習:プレゼンテーションのシミュレーションを行っておく。

14.学習成果の確認(長谷川、勝田、小野)
  準備学習: これまでに提出したレポートのコピーを読み返しておく。

<成績評価方法>
各教員がレポート課題や平常点に基づいて算出した点数を合算して評価し、A+〜Fの6段階のGradeで評価し、D以上の者に単位を認める。評価割合は3人の教員の担当回数に応じて配分する(3/10ないし4/10)。
各教員が必須とした課題をすべて提出していることが、単位修得の必要条件である。

<教科書>
特になし。

<参考書>
特になし。授業の中でその都度指示する。

<オフィスアワー>
授業後に教室で対応する。

<学生へのメッセージ>
どんな建築も、人間が使用するものであること、社会と共にあるということは間違いありません。だからこそ、建築を学ぶためには、人間および社会に対する深い理解が求められます。そのための足場作りをぜひ大学時代に行って下さい。

<備 考>
この科目は建築学部1年生のための科目です。上級生や他学部生は受講できません。


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