2019年度工学院大学 建築学部

建築ロジカルライティングI(Logical Writing through Critical Thinking for Architecture Students I)[1514]

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2単位
秋本 隆之 特任助教  
富樫 英介 准教授  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
キーワード:論理的な文章を書く・研究活動の基礎力および社会人基礎力の養成
この授業では、大学生としての「主体的な学び」を実践するために必要な、批判的に考え論理的に述べる力を育成することを目標としています。また、これらのスキルを習得することで、専門分野における研究活動のための基礎力や、社会人としての基礎力が養成されることも目指します。

<受講にあたっての前提条件>
高等学校までに身につけるべき国語力があることが必須です。日頃より新聞や文庫本などを積極的に読み、正しい「書き言葉」そして漢字の読み書きを身につけるようにしておいてください。

<具体的な到達目標>
この授業では、日本語で

<授業計画及び準備学習>
第1週 [ガイダンス]
  この科目を通しての目標設定をする(課題1)・「仲間づくり」をする。
  準備学習: シラバスをきちんと読んでおくこと。

第2週 [ロジカルライティングに挑戦]
  まずは書くことで、その難しさを実感する。
  準備学習: 課題1「あなたはこの授業で何を学びたいですか?どのようなスキル・知識を得たいのか、目標を設定してください。」

第3週 [読みやすい文章とは]
  読みやすい文章を書くための「量・構成・書き言葉」を理解する
  準備学習: 課題2「あなたの高校までの経験を振り返り、自身の特徴だと思う点について説明しなさい」 

第4週 [「ノートテーキングと要約に挑戦]
  先輩(1人目)の経験談を聞き、ノートテーキング&要約する
  準備学習: 前回の授業の内容を理解したうえで、課題2を修正する。

第5週 [ノートテーキングと要約の基本]
  ノートテーキングと要約のポイントを理解する。
  準備学習: 先輩(ロールモデル1)の経験談を聞き、その内容を要約する。

第6週 [ノートテーキングと要約に再挑戦]
  先輩(2人目)の経験談のノートテーキング&要約
  準備学習:個人の要約をもとに、グループごとの要約をまとめる。

第7週 [ノートテーキングと要約の自己・他己評価]
  聞いたことをもとに自身の考えを書き、それを評価する
  準備学習: 課題3「あなたはこの4年間、どう成長したいですか?自分が4年後にどうなりたいか、そうなるために何をするべきかを400字程度で説明しなさい」

第8週 [文献からの情報収集:新聞ログ]
  新聞の読み方を学ぶ;読んだことをもとに「考える」・考えたことを書く
  準備学習: 前回の授業の内容を理解したうえで、課題3を修正する/ 新聞を読み、気になる記事を選んでくる。

第9週 [文献から得た情報をもとにしたライティング:新聞ログ]
  文献から得た情報をもとに、自分の「考え」を明確に書く練習。
  準備学習: 課題4「気になる新聞記事を1つ選び、その主張を解説した上で、あなたの考えを根拠とともに400字程度で説明しなさい」

第10週 [調査して得た情報をもとにしたライティング]
  「建築入門」で調査してレポートにまとめた内容をもとに自身の意見をまとめ、書く。
  準備学習: 前回の授業の内容を理解したうえで、課題4を修正する。

第11週 [講義からの知識の習得]
  講義を受け、そこで得た知識を整理し、書く。
  準備学習: 課題5「あなたが魅力ある建築だと思うものを1つ挙げ600字程度で説明しなさい」

第12週 [講義から得た知識をもとにしたライティング]
  アカデミックな知識をもとに考察をし、自身の意見をまとめ、書く。
  準備学習: 前回の授業の内容を理解したうえで、課題5の構成を再検討する。

第13週 [ライティングの自己・他己評価]
  自分が・他人が書いた文章の要約・評価
  準備学習: 前回の授業の内容を理解したうえで、課題5を修正する。

最終課題  課題6「この授業を通してあなたが学んだことを600字程度で述べなさい」

第14週 [学習成果の振り返り]
  この科目を通しての、自身の成長を評価する。
  準備学習:前回の授業の内容を理解したうえで、課題6を完成させる。

<成績評価方法>
授業に出席をし、積極的に議論に参加することは大前提である。
課題レポート6本(全て比重は均等)に、授業中の議論における貢献度を加味した上で、総合的にその到達度を評価する。ただし、授業態度が著しく悪い学生については、その根拠を明確にしたうえで、担当教員の判断により、不合格(F)または未受験(Z)と評価される場合がある。

<教科書>
指定教科書はなし。
適宜、プリントを配布する。

<参考書>
特に指定はしないが、普段から新聞や文庫本をたくさん読むことを勧める。

<オフィスアワー>
授業の前後に教室で実施する。

<学生へのメッセージ>
新聞(社説)などを読む習慣をつけることを勧める。また、準備学習として、次回の授業で話題になるトピックについて、インターネットなどを活用して、信頼性の高い情報を下調べすることは必須である。

<備 考>
当科目は、建築学部生が大学での学び方を学ぶための科目なので、初年次に履修することが原則です。初年次以外での再履修の場合は授業人数の関係で受講できない場合があります。


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