2019年度工学院大学 建築学部
△フランス語初級II(Basic French II)[1419]
1単位 沼田 憲治 非常勤講師
- <学位授与の方針>
◎ | 1. 基礎知識の習得 | | 2. 専門分野知識の習得 | | 3. 汎用的問題解決技能 | | 4. 道徳的態度と社会性 |
- <授業のねらい>
- この授業のねらいは、実際のコミュニケーションに近い教室内活動を通して、日常的なフランス語の基本的な運用能力を養うことである。
- <受講にあたっての前提条件>
- フランス語初級Tを履修していること。
- <具体的な到達目標>
- (1)過去の自分の行動や状態を相手に伝えることができる。
(2)人やものを描写したり、自分の欲求を伝えたり、意見を述べたりするなど、実践的な会話ができる。 (3)フランス語で簡単なメールの読み書きや電話のやりとりができる。 (4)時間・場所や形容詞などの語彙をマスターする。 (5)教室内活動において積極的に発言し、コミュニケーションに必要な発音を身につける。
- <授業計画及び準備学習>
- 第1回 9月16日
夏休みの課題提出/前期の復習/複合過去形の活用 準備学習:夏休みの課題を仕上げてくる。 第2回 9月23日 過去のことを話す/したこと、あったこと 準備学習:複合過去形の活用を復習する。 第3回 9月30日 あのころは‥‥だった/半過去形の活用 準備学習:昨日したことをまとめておく。 第4回 10月7日 場所と思い出/場所を表す前置詞を覚える 準備学習:半過去形の活用を復習する。昨日の何時に何をしていたかを書く。 第5回 10月21日 できごとと背景/複合過去と半過去を使い分ける/小テスト1 準備学習:場所を表す前置詞を復習する。自分が小さいころ住んでいた場所について書いてくる。 第6回 10月28日 ここまでの復習/文法のまとめ 準備学習:教科書57ページのEx. 5をやってくる。文法のまとめ(教科書58−59ページ)を自習し、疑問点をまとめておく。 第7回 11月11日 描写する/印象を伝える/意見を言う/さまざまな形容詞を覚える 準備学習:教科書60−63ページをCDでよく聞いておく。 第8回 11月18日 欲求を伝える/働きかける/好き嫌いを言う/理由を言う 準備学習:さまざまな形容詞を復習する。描写・印象・意見の表現を復習する。 第9回 12月2日 身体の調子/したいこと・しなければならないこと/小テスト2 準備学習:欲求・働きかけ・好き嫌い・理由の表現を復習する。 第10回 12月9日 助言する/許可する/依頼する/指示する 準備学習:教科書71ページEx. 5をやってくる。 第11回 12月16日 詩を朗読する/メール・手紙を読む(書く)/電話をかける 準備学習:教科書71-75ページをCDでよく聞いておく。 第12回 12月23日 口頭試験 準備学習:教科書76ページで、口頭試験の練習をしておく。 第13回 1月6日 フランスの最新事情 準備学習:最近のフランスについて知っていることをまとめておく。 第14回 1月27日 学習内容の振り返り 準備学習:定期試験で分からなかった問題の正解を考えておく。
- <成績評価方法>
- まずは、授業計14回全てに出席することが成績評価の大前提となる。
その上で、以下のような評価割合となる。 1 期末筆記試験(50%)、2 口頭試験(20%)、3 小テスト(10%)、4 宿題・レポート(10%)、5 授業への参加具合(10%) 期末試験は、定期試験期間中に実施する。
- <教科書>
- 『フランス語2020』(中川努・中井珠子・蘇我祐典共著、白水社)定価2300円。
- <参考書>
- 参考書の類は特に必要なし。仏和辞典については授業中に指示する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後、教場にて。事前にメールで連絡を入れることが望ましい。
- <学生へのメッセージ>
- この授業の主体は学生で、教師は進行係にすぎない。
教室でのさまざまな活動に積極的に参加することが何よりも重要である。先生に教えてもらうといった受け身の姿勢はこの授業では通用しない。間違いを恐れず(間違っても減点されることはありません!)、どんどん発言しよう。発音に関しても、とにかく相手に通じればいいというおおらかな気持ちで、元気よく、大きな声で発音してみよう。付属のCDはスマホ等の携帯端末で毎日、いつでも、どこでも聴けるようにしておくこと。フランス語に触れるのが週一回の授業だけというのでは、絶対に上達しない。聞き取りの練習のみならず、復習は非常に大切だ。 初級T同様、授業中の説明は最小限にとどめる。初級Uでは「聞く・話す」行為に加えて、「読む・書く」行為の頻度が増えてくる。ただし、理解することよりも慣れることが大切であることに変わりはない。慣れるまで練習を繰り返し、次第に話せるフランス語、書けるフランス語が増えてくれば、当然いろいろな疑問点も湧いてくると思う。そんなときのために、自習用の「文法のまとめ」が用意してある。さらに、月に1回ほどのペースで解説の時間を設けるので、疑問点の解決に役立ててもらいたい。いずれにしても大切なのは、理屈で考えるのではなく、数多くのフランス語に接し、たくさん話し、たくさん書くこと。 教室にいながらにして、フランスで体験するような異文化を発見し、自分の世界を広げてほしい。
- <備 考>
- 教室内活動を重視し、口頭試験もあるため、、最大履修人数は40名とする(理想は20名前後)。これを超過した場合は、抽選等の方法による履修制限を行なう。
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