2019年度工学院大学 建築学部建築デザイン学科
○建築デザイン演習(Architectural Design Studio)[5H11]
2単位 木下 庸子 教授 [ 教員業績 JP EN ] 前田 道雄 非常勤講師 間下 奈津子 非常勤講師 梅中 美緒 非常勤講師 山岸 綾 非常勤講師 樫原 徹 准教授 [ 教員業績 JP EN ] 沢瀬 学 非常勤講師 山崎 健太郎 非常勤講師 塩見 一郎 教授 菅原 大輔 非常勤講師 伊藤 博之 教授 干田 正浩 非常勤講師
- <授業のねらい>
- ・複雑な建築プログラムや敷地環境などの条件を整理して設計に結びつける能力を身につける。
・高度な図面表現テクニックを身につける。 ・自分の設計主旨を人に伝えるためのコミュニケーション能力を身につける。 ・空間スケールの重要性と効果について理解できるようになる。 ・建築の社会性について理解できるようになる
- <受講にあたっての前提条件>
- 1年前後期および2年前後期の全設計科目を履修していること。
- <具体的な到達目標>
- 1)建築は周囲の都市的・地形的状況(コンテクスト)に対応して設計しなければならない。建築は都市に何らかのメッセージを発し、都市は建築に様々な影響を与える。コンテクストを観察して、その場所にふさわしい建築を構想することを心がける。
2)建築にはその内部に内包する空間が非常に重要である。外観だけではなく、内部に足を踏み入れた時、そこで人がどんな感覚を得られるか考えることを心がける。 3)建築は機能的な要求条件(プログラム)を解決しなければならない。それは時として制約となるが、また同時にデザインを考えるための有力な手がかりともなる。プログラムを満たしつつ、豊かな空間を構想する能力を身につける。 4)以上の目標を達するために、自分のアイデアを粘り強く、継続的に発展させ展開していく設計プロセスを修得する。
- <授業計画及び準備学習>
- 第一課題は目黒川周辺の敷地に、だれでも気楽に立ち寄れ、この町の魅力を高めるような「カフェのある本屋」を設計する。第二課題は、吉祥寺の井の頭公園の西端に、「ある彫刻家のための美術館」を設計する。
1第一課題「カフェのある本屋」出題・課題説明
2地区調査報告/書店、カフェ、ブックカフェの家具実測図面提出 準備学習:グループによる敷地調査・敷地選定・書店、カフェ、ブックカフェの実地調査を行う。
3エスキースチェック 準備学習:周辺模型制作・模型によるボリュームスタディを行う。
4第一課題 中間提出 準備学習:1/100 平面図・断面図・模型を制作する。
5エスキースチェック 準備学習:1/100 平面図・断面図・模型スタディを行う。
6第一課題提出・講評/第二課題「ある彫刻家のための美術館」出題 準備学習:1/100 平面図・断面図・立面図・レイアウト・提出シート制作・模型制作し提出する。
7選定した彫刻家と作品の発表/敷地調査報告/類例美術館調査報告 準備学習:彫刻家および収蔵作品選定/敷地調査/類例美術館調査を行う。
8エスキースチェック 準備学習:敷地模型(1/200)を制作しボリュームスタディを行う。
9エスキースチェック 準備学習:平面図・断面図・模型(1/200)スタディを行う。
10第二課題 中間提出・講評 準備学習:中間提出用平面図・断面図・模型(1/200)を制作する。
11エスキースチェック 準備学習:平面図・断面図・模型(1/200)によるスタディを行う。
12エスキースチェック 準備学習:平面図・断面図・模型(1/200)によるスタディを行う。
13第二課題 最終提出・講評 準備学習:平面図・断面図・立面図・模型(1/200)を制作し提出する。
14学習内容の振り返り
【実務経験のある教員による授業科目】
現役建築家である自身の設計経験を活かして、建築デザインの為の基本的な手法・技術及びコミュニケーション能力を身につけてもらう。
- <成績評価方法>
- 2課題すべての提出(中間、最終共)を行うことが必須である。「中間提出」を行わなければ「最終提出」は受理しない。第一課題、第二課題二つの作品の点数を按分して最終評価とする。60点以上が単位取得の条件である。なお、成績はGPA方式による。
- <教科書>
- 指定教科書なし。
- <参考書>
- 「TOKYOブックカフェ紀行」玄光社
日本建築学会「建築設計資料集成/展示/芸能」
- <オフィスアワー>
- 時間:毎回授業の後30分 場所:9階設計準備室
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