2019年度工学院大学 建築学部建築学科

建築・まちづくり演習(Advanced Architectural and Urban Design and Planning Studio)[3H09]

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3単位
西森 陸雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
伊藤 博之 教授  
藤木 隆明 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
星 卓志 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
カーニー マイケル 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
金箱 温春 特別専任教授  [ 教員業績  JP  EN ]
沢瀬 学 非常勤講師  
押尾 章治 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
以下の知識と理解力を達成する。
・敷地、課題テーマから、自分で建築のプログラムを組み上げることができるようになる。
・建築の設計に独自の視点とコンセプトを持てるようになる。
・各自の専門分野の知識を設計に反映できるようになる。
・対象となる敷地に関する深い知識と観察力をもてるようになる。
・公共性の高い建築が周辺都市や社会と密接な関係になることを理解する。

<受講にあたっての前提条件>
建築デザイン演習を受講していること。

<具体的な到達目標>
前半ではグループごとに対象エリアのサーベイを行い、市街地の抱える問題を分析、提起できるものとする。
後半は、前半で分析、提起した問題を集合住宅の設計に適用する。

<授業計画及び準備学習>
第 1回:課題出題
    ガイダンス、課題出題、「まちづくり」についてのミニレクチャー。
    現地調査、地区模型作業のグループ分け。
    準備学習:対象地区についての事前調査を行う。

第 2回:グループサーベイを行う。その際、地形、住んでいる人、緑地、公共施
設の位置等々に着目する。
    都市についての調査分析、及びそこで展開されるアクティビティについ
て調査、分析を行う。  
    準備学習:対象地区の現地調査をプレゼンとしてまとめる。

第 3回:「都市の見方」についてのレクチャー。
    まちの評価ワークショップを行なう。
    設計対象地を選定する。
    準備学習:まちの評価をグループごとにまとめる。

第 4回:まちの資源と課題についてのグループサーベイを報告する。
    まちの資源と課題から、地区内の建築のあり方(建築物がよりよいまち
となるために貢献するべき事項)についてグループで議論する。
    準備学習:まちの資源と課題をグループごとにまとめる。

第 5回:まちの資源と課題、建築のあり方についての発表、講評
    集合住宅課題の説明
    準備学習:建築のあり方をグループで精査し、まとめ上げる。
    第2課題の敷地選定

第 6回:コンセプトワーク スタジオ毎にまとめと発表
    前半の分析を元に設計のためのキーワード、デザインキーを設定し、設計の方針を立てる。
    準備学習:敷地の再調査、参考資料の収集

第7回:プログラムとボリュームスタディ、スタジオ毎にまとめと発表
    敷地模型の上でのボリュームスタディ。数パターンを想定し評価分析
    ライフスタイルや併設する都市施設について検討する。
    準備学習:模型又は3Dによるボリュームスタディとスタディ。面積表の作成。
    構造レクチャーに向けた課題出題

第 8回:構造に関するレクチャー。
    ボリュームデザインの構造的検討をし、スタジオ毎に発表。
    準備学習:構造準備学習の模型提出。

第 9回:中間提出(集合住宅の住棟設計及び都市機能の設計)、採点、講評。
    スタジオ毎に全員が中間発表をし、各スタジオで選抜された作品を合同で講評会。
    準備学習:中間発表のための模型、製図。

第10回:スタジオ毎のエスキスチェック、設計作業、授業終了前にスタジオ毎に発表。
    準備学習:住戸ユニットの平面スタディ(1/50)、および構造をスタディした矩計図を作成する。

第11回:スタジオ毎のエスキスチェック、設計作業。
    準備学習:総合的な設計検討、最終プレゼンテーションに向けたレイアウト検討

第12回:第二課題最終提出。採点、講評。
    準備学習:プレゼンテーション図面としてまとめあげ、模型とともに完成させる。

第13回:最終提出のブラッシュ・アップ図面による講評会、再採点。プレゼンテーションアドバイス。
    準備学習:第12回提出時に指摘された事項に対する修正、補足により再提出。

第14回:建築・まちづくり演習Aとの合同講評会(学習内容の振り返り)

【実務経験のある教員による授業科目】
1、担当する教員は常勤、非常勤含めて全員が建築設計の実務に携わっている人物である。
2、実務経験を活かして、複雑な建築設計の進め方、考えた方を丁寧に教えることができるとともに、現代社会が建築設計者に求めている職能について十分理解をしている教員が導することで、社会が求めている人材を育てることができる。

<成績評価方法>
第一課題と第二課題の提出物を全て提出することが条件。(第4回、第5回、第9回、第12回、第13回)提出物の採点に加え、後半各スタジオでの発表内容などを総合的に勘案して成績評価とする。

<教科書>
特になし

<参考書>
建築設計資料集成(日本建築学会編集)、新建築、GA Japanなどの建築専門雑誌

<オフィスアワー>
水曜日 13:00〜13:30 9階設計準備室

<学生へのメッセージ>
授業時間を有効に使って設計を進めること。

<備 考>
テーマによっては専門分野の外部講師を招いて講義いただく。


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