2019年度工学院大学 建築学部建築学科

建築情報処理I(Information Processing for Architecture I)[1L06]

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2単位
燒リ 秀太 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
@3DモデリングソフトRhinocerosを用いた、モデリング、図面作成手法を習得する
ARhincerosのプラグインGrasshopperを用いて、アルゴリズミックデザインの基礎概念を理解し設計に応用する技術を習得する
BRhincerosのデフォルトレンダラを用いたレンダリング技法を習得する
C曲面造形の技法を習得し、ペーパークラフトで出力する

<受講にあたっての前提条件>
コンピュータの基本操作ができること

<具体的な到達目標>
<第一部:「基本の習得」>
・モデリングデータ作成
・建築図面(平面図、断面図)の紙面出力
・Grasshopperによるパラメトリックデザイン
・レンダリング画像の作成
・プレゼンボードの作り方
<第二部:「身近にある曲面を再現してみる」>
・曲面モデリングデータの作成とペーパークラフト
<第三部:「誠実にパクる」>
・デザインを構成している「変数」の取得
・プレゼンテーション資料の作成

<授業計画及び準備学習>
<第一部:「基本の習得」>
1. イントロダクション/Rhinoceros導入
・Rhinocerosのユーザーインターフェース
・モデリング基礎(座標、「押し出し」の概念)
2. 建築のモデリング1
・2D作図
3. 建築のモデリング2
・3Dモデル(押し出し)
4. 建築の図面出力
・レイアウト機能
5. Grasshopper導入
・アルゴリズムの基本概念について
・Grasshopperのユーザーインターフェース
6. パラメトリックモデリング1
・柱のパラメトリックデザイン
・ルーバーのパラメトリックデザイン
7. パラメトリックモデリング2
・階段のパラメトリックデザイン
8. レンダリング/プレゼンボードの作り方
・マテリアルの設定
・レンダリングの設定
・Adobe Illustratorへの出力
<第二部:「身近にある曲面を再現してみる」>
9. 曲面モデリングの基本
・NURBS、自由曲面
・ロフト・スイープ
10.ペーパークラフトの作成方法
・可展面の取扱
<第三部:「誠実にパクる」>
11.対象デザインの選定、パラメーターの抽出
12.モデリング、プログラミング1
13.モデリング、プログラミング2
14.プレゼンテーション(学習内容の振り返り)

<成績評価方法>
絶対評価:毎回の授業の出席(=提出物):80点
相対評価:提出課題の完成度:20点
以上を加点方式で評価する。A+〜F の6段階評価で D 以上の者を合格とする。
なお、単位取得には全開講日数の2/3以上を出席を必須とする。

<教科書>
指定教科書なし。

<参考書>
これらの購入は必須ではないが、自学自習のための資料として利用を勧める。
「Rhinoceros+Grasshopper建築デザイン実践ハンドブック」ノイズアーキテクツ
「Rhinoceros 逆引き コマンド・リファレンス 」中島淳雄(アプリクラフト)
「Parametric Design with Grasshopper ― 建築/プロダクトのための、Grasshopperクックブック 」石津優子, 堀川淳一郎
「Rhinocerosで極める 3Dデジタルデザイン ~ver.5.0に完全対応 」中島淳雄(アプリクラフト)
「Grasshopper入門」中島淳雄(アプリクラフト)

<オフィスアワー>
授業の後に教場で。事前に授業ウェブサイトから連絡を入れることが望ましい

<学生へのメッセージ>
・授業で使うデータファイルを保存するのにある程度の容量を必要とします。ネットワークディスクに空きがあまり無い場合は、外付HDDやUSBメモリーなどを予め用意しておいて下さい。
・演習で利用するPC台数の関係上、受講者数の制限を設けます。
・ログインするためのIDとパスワードを忘れずに準備して授業に臨むこと。

<参考ホームページアドレス>
http://rhino-gh.com/


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