2019年度工学院大学 建築学部建築学科

イギリス留学建築デザインB(Architectural Design B for the Special Program of Study in England)[0403]

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3単位
冨永 祥子 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
人間の営みを包み込み、かつ都市の景観を構成する大きな建築も、そのプロポーションや美しさの原点は、実は建築エレメントとディテールにある。その建築エレメントやディテールについて学んだ上で、歴史と現代が同居するカンタベリーの街を、建築エレメントとディテールという視点を通じて観察することを体験し、建築や都市を学ぶ学生として専門的な視点をもたせることをねらいとする。

<受講にあたっての前提条件>
1、当該年度のカンタベリーハイブリッド留学プログラムに参加が決定していること。
2、2年次終了時に3年次科目履修条件を満たしている事。且つ2年次までの必修科目を全て履修していること。

<具体的な到達目標>
建築/インテリアを構成するかたちの理由を理解できるようになる。 求められる機能や材料の特質、そして施工の合理性などを理解した上で、「デザイン」を形にするための手法について、基礎的な知識を身につける。カンタベリーの街を建築エレメントとディテールの視点で観察することによって、街の変遷の歴史などを理解できるようになる。

<授業計画及び準備学習>
授業では建築エレメント及びディテールの基礎を学ぶ。構造別、組積造、まぐさ造、アーチ、ヴォールト、石積み、レンガ積み、開口部、金物などの種類やディテールについて学び調査する。カンタベリーの街を歩いてテーマごとに建築エレメントとディテールを探し、それに解説をつけてレポートにまとめる。

1日目、建築エレメントとディテール講義/フィールドワーク準備講義/フィールドワーク
2日目、各グループと教師による視察/図書館でのリサーチ/成果報告
3日目、プレゼンテーションに向けての講義とグループワーク/フィールドワーク/中間発表
4日目、プレゼンテーション/グループワーク/最終成果品の作成
5日目、外部講師による講義/英語によるプレゼンテーション
6日目、ワークショップガイダンス
7日目、デザインワークショップ
8日目、デザインワークショップ

【実務経験のある教員による授業科目】
この授業を担当するのは、実際に住宅や公共施設など様々な設計活動を行なっている教員である。
街並みを形作る要素の抽出と、そこから導きだす具体的なデザイン・ディテールなど、実務の中で培われた知識と経験をワークショップを通して指導する。

<成績評価方法>
出席点を50点、プレゼンテーションを30点、デザインワークショップの作品を20点とし、合計100点満点中60点以上で合格とする。

<教科書>
指定教科書なし

<参考書>
指定教科書なし

<オフィスアワー>
毎日 午後

<学生へのメッセージ>
カンタベリーの街を建築エレメントを観察すると、日本のそれも気になってきます。帰国した後につなげるためにも積極的なアプローチで臨んで下さい。

<備 考>
授業計画は予定であり、進行状況によっては変更もあり得る。


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