| 2019年度工学院大学 建築学部まちづくり学科
 
 
○まちづくり演習(Urban Design and Planning Studio)[2H13]
 2単位
 遠藤 新 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 野澤  康 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 星 卓志 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 下田 明宏 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 篠沢 健太 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 中島 裕輔 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 西川 豊宏 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 久田 嘉章 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 藤賀 雅人 准教授
 村上 正浩 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 保  清人 非常勤講師
 横山 計三 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
 
 
<学位授与の方針>| ○ | 1. 基礎知識の習得 |  | ○ | 2. 専門分野知識の習得 |  | ◎ | 3. 汎用的問題解決技能 |  | ○ | 4. 道徳的態度と社会性 | 
<授業のねらい>まちづくり4分野の知識や知見を用いた分析的手法等を通じて街の特性を理解し、その街の抱える空間的課題に答える提案を構想する力を育む。<受講にあたっての前提条件>まちづくり学概論を履修すること。まちづくり4分野(都市デザイン、ランドスケープデザイン、安全安心、環境共生)における基礎的な視点を身につけておくこと。<具体的な到達目標>(1) まちづくり4分野の視点から、既存の街や計画案の特徴を理解するための基礎的な分析作業ができるようになる。(2) 土地の有効活用ならびに公共の福祉の観点を持って、ある街の望ましい将来像を構想し、具体的な空間を通じて提案することができる。
<授業計画及び準備学習>ガイダンス時に示す地区を対象に、土地の有効活用ならびに公共の福祉の観点から魅力的なまちの将来像を構想する。(詳細は演習ガイダンス時に説明、資料を配付する。)
 
 第1回 オリエンテーション
 ・ガイダンス、密集市街地を考えるための「まちづくり4分野」の基本的視点について理解する。
 ・演習対象地区における現地調査(まち歩き調査)の実施
 ・準備学習:課題書を熟読し、疑問点などを把握しておくこと。
 
 第2回 街路の空間構成を分析する
 ・建物表層を含む街路空間の構成と使われ方(建物用途と空間のアクティビティ)の理解、街並み構成の理解
 ・連続平面図の作成、連続断面図の作成、連続立面図の作成
 ・準備学習:翌週までの宿題を各週の演習時間の最後に説明する。宿題を各自完了させておくこと。
 (第2回〜第13回まで共通)
 
 第3回 街路から木密市街地を分析する
 ・木密市街地の形態規制・密度規制・用途規制について理解する
 
 第4回 まちの抱える問題を明らかにする
 ・対象地区が抱える課題の整理
 ・グループ議論の作法:ブレーンストーミング、KJ法、意見やアイデアの整理方法について実習
 
 第5回 まちの広がりと成り立ちを理解する
 ・幾つかの基本的な分析図を作成し、課題と資源の発見作業を対象地区とその周辺に広く展開してみる。
 ・対象地区の生活を支える施設の配置やネットワークを分析
 ・対象地区の生活を支える自然環境・地形・空間の特徴を分析
 
 第6回 まちの課題とまちづくりの資源の分析
 ・グループ議論により対象地区とその周辺のまちづくり整備のための課題と資源を整理
 ・これまで作成した全分析図・成果物をもとに地域内にある「主としてハード面での課題」と「課題の解決に役立ちそうな資源」の分析図を作成
 
 第7回 課題図と資源図にもとづくまちづくり方針の検討
 
 第8回 対象地区の整備骨格の検討
 ・土地利用ゾーニングと道路ネットワークの方針を検討
 ・まとまりで考える、周辺との関係を考える、動線・道路ネットワーク・交通の検討
 
 第9回 対象地区の整備方針の検討
 ・ボリュームスタディと空地計画、および前週までの成果と合わせて、地区の整備方針を検討
 
 第10回 中間発表
 
 第11回 エスキス
 
 第12回 エスキス、発表準備
 
 第13回 提出・発表・講評
 
 第14回 授業内容の振り返り
<成績評価方法>求められる成果物の質、課題への取り組み、等から総合的に評価する。但し、授業への欠席回数が著しく多いと認められる学生は履修放棄と見なし成績評価を行わない。単位の認定は,中間発表と最終発表を含む全て発表の機会に参加し、要求される成果物を全て提出することをもって、A+, A, B, C, D, Fの6段階評価でD以上の者を合格とする。2014年度以前の入学生については、全課題の合計得点が60点以上を合格とする。本科目における得点とグレードの関係は以下の通りとする。
 (GP:A+=4, A=3.67, B=3, C=2, D=1, F=0)
 100〜90点=A+、89〜85点=A、84〜75点=B、74〜65点=C、64〜60点=D、60点未満=F
<教科書>特に指定せず必要に応じて資料を配布する。<参考書>まちづくりデザインのプロセス、日本建築学会編著まちの見方・調べ方―地域づくりのための調査法入門、朝倉書店
<オフィスアワー>火曜日5限、設計準備室(新宿A0961室)にて対応する。<備 考>GPAのためのリピート(再履修)の受け入れ不可 
 
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