2019年度工学院大学 建築学部まちづくり学科

都市交通計画(Urban Transportation Planning)[1L05]

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2単位
岡村 敏之 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
都市交通に関する基礎的な知識と、計画の方法論について、理論および具体事例を通して理解する。
都市計画(まちづくり)と交通計画とを、一体的に理解できるようになる。

<受講にあたっての前提条件>
都市計画やまちづくりについての科目を、一通り受講していることが極めて望ましい。

<具体的な到達目標>
都市交通の調査方法を理解している。
交通需要予測の基本的考え方を理解している。
都市の公共交通の意義と課題を理解している。
道路の交通機能および空間機能を理解している。
都市交通のマネジメント方策を理解している。

<授業計画及び準備学習>
各授業は、前回講義の内容に関する確認テストから開始します。事前に復習をしておくこと。
1.序論:まちづくりと交通計画、都市の骨格としての道路・公共交通
2.道路の役割と規格
3.地区交通計画(主に歩行者の計画)
4.地区交通計画(主に自転車の計画)
5.交通事故と交通安全
6.交通プロジェクトと市民参加
7.学習成果の確認(中間試験:学習内容の振り返り)、交通計画のための調査と分析手法
8.交通の需要と管理の計画(交通需要マネジメントとモビリティマネジメント)
9. 都市交通の施設計画
10.環境と都市交通
11.公共交通指向型開発(TOD)とコンパクトシティ都市公共交通の役割、
12.シェアリングモード:カーシェアリングとコミュニティサイクル
13.都市公共交通の計画と制度
14.学習成果の確認:期末試験を含む

<成績評価方法>
学習成果の確認:中間試験(40%)、学習成果の確認:期末試験(40%)、小テストなど(20%)

<教科書>
新谷洋二 原田 昇 編著:「都市交通計画第3版」技法堂出版 2017

<参考書>
家田仁・岡並木編著「都市再生〜交通学からの解答」学芸出版社
山中英生 他「<改訂版>まちづくりのための交通戦略」学芸出版社

<オフィスアワー>
講義終了後30分程度(講義教室にて) 
連絡先:okamura@toyo.jp
ールで受けた個々の質問は、その次の講義内で紹介し回答することを基本とします。

<学生へのメッセージ>
「まちづくりとの関連」を常に意識しながら、交通の講義をします。交通は、鉄道や自動車などの「移動手段」というだけにとどまらず、都市の暮らしやすさやアメニティにも大きく関連します。交通のことを知っていると、まちづくりや住宅の設計など、「建築」に関してもとても幅が広がるはずです。皆さんの受講を歓迎します。


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