2019年度工学院大学 第1部電気システム工学科

現代文化論A(k)[5B16]

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2単位
吉田 司雄 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
 現代日本のサブカルチャーの中から、いくつかのトピックを取り上げ講義する。具体的には1980年代後半(バブル景気)以降を対象とし、「平成」時代のの注目すべき作品や文化事象を近代日本大衆文化史の延長線上で位置づけると共に、その社会的背景について考察する。サブカルチャーを単に楽しむのではなく、現代文化の問題として深く考えられるようになることがこの授業のねらいであり、目標である。
 なお、以下の授業計画はあくまでも仮のもので、変更もありうる。

<受講にあたっての前提条件>
 特になし。

<具体的な到達目標>
 基本的な知識を習得すると共に、自分の考えを展開し自分の言葉で表現する批評力を身につける。

<授業計画及び準備学習>
 1.蘇る「バブル」(ガイダンス)
    準備学習:シラバスをきちんと読んでおくこと
 2.『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年)が世に出た頃    
    準備学習:自分が生まれてからの社会的な重大事件を振り返っておく 
 3.石田衣良『うつくしい子ども』(1999年)の14歳
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
 4.『バトル・ロワイアル』(1999年)の衝撃
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
 5.「セカイ系」とは何か—新海誠『ほしのこえ』(2002年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
 6.「萌え」の季節—『電車男』(2004年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
 7.サイボーグの時代—押井守『イノセンス』(2004年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく   
 8.交差する時間—細田守『時をかける少女』(2007年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
 9.「聖地巡礼」と「歴女」ブームと—大河ドラマ『篤姫』(2008年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
10.「忍者」から「Ninja」へ—『NARUTO -ナルト-』(1999〜2004年)以前以後
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
11.ミステリはいま—『謎解きはディナーのあとで』(2010年)と『ビブリア古書堂の事件手帖』(2011年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
12.震災の記憶と忘却—『シン・ゴジラ』(2016年)と『君の名は。』(2016年)
    準備学習:授業で取り上げる作品をできるだけ事前に見たり読んだりしておく
13.授業内試験(確認テスト+教場レポート)
    準備学習:授業内容をしっかり復習しておく
14.授業内容の振り返り
    準備学習:授業内容をしっかり復習しておく

<成績評価方法>
 授業にきちんと出席することが成績評価の前提。授業中の課題や抜き打ち小テスト等で平常点を算出すると共に、学期末に授業内容すべてを範囲とする授業内試験(確認テスト&教場レポート)を実施、A+〜Fの6段階のGradeで評価し、D以上の者に単位を認める。平常点、授業内試験(確認テスト&教場レポート)の比率は、2:8。
 ただし、平常点と確認テストの合計が一定の点数に達していない場合には、レポートを採点の対象としない。レポートは、いわゆるコピペでないことが絶対条件である。

<教科書>
 特に指定しない。

<参考書>
 教場で随時紹介する。

<オフィスアワー>
 新宿校舎2715研究室 木13:00〜13;20
 それ以外は教員に直接たずねること。

<学生へのメッセージ>
 第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。
 なお、授業内容や方法は受講者数等を勘案し、変更する場合も大いにありうる。


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