2019年度工学院大学 第1部電気システム工学科

科学論A(Science Studies A)[3L15]

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2単位
林  真理 教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
 この授業では、科学とは何かについて歴史的観点から考えます。
 私たちがよく知っている科学=理科が、いつごろどのようにして成立したのかということを理解します。単に科学者の努力のみによってではなく、その時代の社会や思想と密接に関連して科学が成立していることが重要です。また、そういった歴史的な知識を通じて、現代の科学技術文明のあり方について歴史的な観点を踏まえて考察することができるようになります。

<受講にあたっての前提条件>
特にありませんが、あえて言えば高等学校から大学1年生で学ぶ、数学・物理・化学の基礎知識が必要です。

<具体的な到達目標>
科学とは何かについてのいくつかの基本的な見方、考え方を理解し、表現できる。
近代科学史上の重要なできごとについて、知識に基づいて説明できる。
歴史上の科学のあり方と比較して、現代の科学技術の特徴を説明し、評価できる。
以上のような知識の獲得を通じて、科学技術にかかわる職業につくことの意味を考えることができる。

<授業計画及び準備学習>
授業計画
1. ガイダンス:本科目の学習内容、到達度、学習方法、課題等について理解する。
 準備学習:シラバスを読んでおく。
2. 科学とは何だろうか?
 準備学習:ガイダンスに基づいて、学習計画を立てておく。
3. 古代ギリシアにおける科学の成立(1):自然への問の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
4. 古代ギリシアにおける科学の成立(2):数学的方法の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
5. 古代ギリシアにおける科学の成立(3):宇宙論の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
6. 古代ギリシアにおける科学の成立(4):物質理論の登場
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
7. 近代西欧における科学の成立(1):新しい宇宙観
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
8. 近代西欧における科学の成立(2):新しい自然観
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
9. 近代西欧における科学の成立(3):新しい知識観
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
10. 近代西欧における科学の成立(4):新しい科学方法論
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
11. 近代西欧における科学の成立(5):新しい宇宙論
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
12. 近代西欧における科学の成立(6):新しい物質理論
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
13. 近代科学と日本
 準備学習:事前配付資料を読んで、疑問点を整理しておく。
14. 学習内容の振り返り
 準備学習:定期試験を振り返っておく。最終レポートを準備する。

<成績評価方法>
定期試験期間中の試験(40%)とレポート課題(60%)によります。ただし、受講人数によっては、レポート課題を授業内での発表を中心とする授業貢献度によって代替します。

<教科書>
なし。紙のプリントまたは電子教材を配布します。

<参考書>
リストを電子ファイルで受講者に配布します。

<オフィスアワー>
前期は水曜日の11:00-11:30、後期は金曜日の17:30-18:00。新宿キャンパス27F2714室。その他の時間を希望する場合は、ft12153@(以下皆さんと同じ)のアドレスまでメールで問い合わせて下さい。疑問や相談のある場合は、積極的に問い合わせて下さい。

<学生へのメッセージ>
すばらしい技術であればあるほど、それが引き起こしかねない問題も重大なものになります。工学院大学で学ぶ皆さんには、人間や社会に関する深い洞察を持ち、技術のすばらしさと問題点の両方を見きわめられる知性を身につけた社会人として巣立って欲しいと思います。


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