2019年度工学院大学 工学部電気電子工学科

高電圧・プラズマ(High Voltage and Plasma)[5L05]

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2単位
市川 紀充 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
身近にある電子機器や電気設備には、高電圧現象が利用されている機器や設備が沢山あります。例えば蛍光灯や空気清浄機、プリンタなどにも、高電圧現象が利用されています。高電圧・プラズマの講義では、高電圧現象を理解することを目的としています。

<受講にあたっての前提条件>
ビル電気システムの講義も受講していることが望ましい。電気磁気学1および2(演習含む。)、過渡現象の単位を修得していることが望ましい。

<具体的な到達目標>
電験3種および電験2種の高電圧に関する内容を理解できることを目標とする。

<授業計画及び準備学習>
以下の講義計画の通り、講義を実施する予定です。講義内容を予習しておいて下さい。以下の講義の順番が変更になることもあります。

〔講義計画〕
(1) 講義内容および高電圧の概要説明
(2) 気体中の放電の基礎
(3) 気体中の放電基礎理論(タウンゼント理論やストリーマ理論)
(4) 各種放電(アーク放電、コロナ放電、雷など)の特性
(5) 気体中の絶縁の仕方
(6) 固体の放電および絶縁破壊
(7) 液体中の放電および絶縁破壊
(8) 気体・液体・固体のまとめ
(9) 高電圧機器および機器の絶縁
(10) 電気設備の障害の原因(雷サージの発生など)
(11) 雷サージなどの過電圧対策
(12) 高電圧の発生
(13) 高電圧・大電流の測定
(14) 高電圧の解析技術および総括

<成績評価方法>
成績は期末の定期試験をA+〜F の6段階で評価し、D以上を合格とします。

<教科書>
山本 修、濱田 昌司(共編)(竹野 裕正、上野 秀樹、馬場 吉弘、藤井 治久 共著):「OHM大学テキスト 高電圧工学」、オーム社、2013年

<参考書>
(1) 河村 達雄、河野 照哉、柳父 悟:「高電圧工学[3版改訂]」、電気学会、2003年
(2) 日高 邦彦:「高電圧工学」、数理工学社、2009年
(3) 小さき 正光 編著:「高電圧・絶縁工学」、オーム社、2012年

<オフィスアワー>
水曜日17:00〜18:00(八王子校舎10号館101室)

<学生へのメッセージ>
高電圧現象は多くの電子機器や電気設備に応用されていますので、その原理を理解できるように勉強してください。


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