2019年度工学院大学 工学部電気電子工学科

CADI[1G04]

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2単位
中本 繁実 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
電気技術者が,電気関係の器具,機械を製作したり,電気施設,設備の建設,保守,管理にたずさわる場合,一般機械・器具と同じように機械製図で描かれた図面や電気製図記号を用いた電気の接続図,配線図,系統図などが各分野で用いられています。
 そのため,電気関係の業務にたずさわる電気技術者は,図面が理解できなければ,正しい取り扱いや運用はできないことになります。
 また,電気技術者は,製品や設備の内容を知り必要事項を読み取ることが必要になります。
 そこで,日本工業規格(JIS)にもとずき,製図全般の一般的な基礎事項,製図の表現方法や,記号などを理解します。

<受講にあたっての前提条件>
図面を描く人も、これを利用する人も、製図の表現方法や、決まり、記号などについて知識をもっていること。「特にまし」

<具体的な到達目標>
電気の技術や業務に携わる人が必要とする製図の基礎事項が身につきます。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス(製図用具の種類と使い方・CAD製図の方法・図面の描き方)
2.手描き製図・CAD製図 準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
3.線と文字(製図規格を含む理論) 準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
4.平面図形(用器画の描き方)  準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
5.図面の表わし方(正面図の決め方) 準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
6.投影画法(第三角法の描き方)(1) 準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
7.投影画法(第三角法の描き方)(2) 準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
8.等角投影図の描き方・平面図から立体図の作成 準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
9.電気製図一般  準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
10.屋内配線設計製図  準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
11.電気機械設計  準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
12.シーケンス設計製図  準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
13.受変電設備設計製図  準備学習,作図演習,検図,修正,提出,予習,復習
14.学習内容の振り返り
   なお、理解度確認試験(小テスト)を6回目と12回目の計2回実施します。
   「定期試験は実施しません」

<成績評価方法>
授業参加態度(実技科目なので、100%の出席が前提となる)
 課題・レポート 100%提出  評価 55%
     (注.実技科目なので,未提出のもがあれば不合格です)
 理解度確認試験(小テスト)2回実施します。評価 45%
 以上の合計より、A+〜Fの6段階で評価し、D以上の者を合格とします。

<教科書>
教科書:(1)「電気・電子製図」改訂版 狩集住義他編 (実教出版)
    (2)「これでわかる製図の基礎(第三角法・第一角法・立体図)」中本繁実編 (パワー社)
      汎用CADソフト(AutoCAD)を使用します。
      35度16分楕円定規。メモリー(講義中に指定します)

<参考書>
「これでわかる立体図の描き方」中本繁実編 (パワー社)
 必要な参考書は,講義中に指定します。

<オフィスアワー>
授業当日(月曜日)の講義時間前後15分にお願いいたします。
 要点を整理して,文書でまとめてきてください。

<学生へのメッセージ>
実技科目なので,課題の提出日を厳守することがポイントになります。

<備 考>
<教 材>
 三角定規・コンパス・筆記具(シャープペンシル)などの製図用具一式(開講時に指示します)
 35度16分。製図用紙は随時指示します。
 CAD製図は,最後にまとめて,メモリーで提出してもらいます(講義の中で指示します)


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