2019年度工学院大学 工学部電気電子工学科

化学C(Chemistry C)[4518]

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1単位
大家 渓 助教  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
基礎的な工学で必要な化学に関わる基礎事項について,化学A, Bの理解を深めてさらに発展させる。この化学Cでは、化学の知識を材料へと応用することを学ぶ。特に、有機化合物・無機化合物(金属結晶)・高分子化合物・生体関連化合物の反応と性質について、理解を深める。

<受講にあたっての前提条件>
「化学A」「化学B」履修程度の化学知識を前提とする。

<具体的な到達目標>
1) 有機化合物の性質と命名法を理解する。
2) 周期表と電子配置の関係を理解する。
3) 金属結晶の種類と充填率等の計算方法を理解する。
4) 高分子化合物の種類・反応・性質を理解する。
5) 生体関連化合物の種類・反応・性質を理解する。

<授業計画及び準備学習>
第1週: 授業計画の説明,化学の基礎知識の確認
 [学習内容] 学習内容の説明を行い、化学の基礎知識の確認・復習を行う。
 [学習準備] 化学A, Bの学習内容を復習しておくこと。
第2週: 有機化合物
 [学習内容] 有機化合物の性質と命名法について理解する。
 [学習準備] キューポートで事前に配布する授業スライドを熟読し、予習課題を実施すること。
第3週: 周期表と電子配置
 [学習内容] 広範囲の元素の性質や電子配置について理解する。
 [学習準備] キューポートで事前に配布する授業スライドを熟読し、予習課題を実施すること。
第4週: 金属結晶
 [学習内容] バルク金属・金属化合物・合金の結晶構造について理解する。
 [学習準備] キューポートで事前に配布する授業スライドを熟読し、予習課題を実施すること。
第5週: 高分子化合物
 [学習内容] 繊維・樹脂・ゴムの反応と性質を理解する。
 [学習準備] キューポートで事前に配布する授業スライドを熟読し、予習課題を実施すること。
第6週: 生体関連化合物
 [学習内容] 糖類・タンパク質・核酸の反応と性質を理解する。
 [学習準備] キューポートで事前に配布する授業スライドを熟読し、予習課題を実施すること。
第7週: 学習内容の振り返り
 [学習内容] これまでの学習内容の振り返りを行う。
 [学習準備] 第6週までの学習内容を復習する。

<成績評価方法>
定期試験70%、授業中の課題30%で成績を評価する。Grade D以上の者に単位を認める。

<教科書>
なし

<参考書>
・「大学生の化学 Introduction」佐藤光史監修 河野博之,永井裕己 共著(培風館)
・「大学と高校を結ぶ 化学基礎演習」佐藤光史監修 佐々一治,松山春男,永井裕己,徳永 健,高見知秀,望月千尋 共著(培風館)
・「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録」(数研出版)
・「DVD教材 化学:未来をひらくサイエンス CHEMISTRYシリーズ 第6巻 反応の量的関係」
・「DVD教材 化学:未来をひらくサイエンス CHEMISTRYシリーズ 第9巻 化学平衡」
・「DVD教材 化学:未来をひらくサイエンス CHEMISTRYシリーズ 第10巻 酸と塩基」

<オフィスアワー>
毎週金曜日13:15〜14:15をオフィスアワーとする。ただし、在室(八王子;4号館307室)時は,原則いつでも質疑を受け付ける。不在の場合もあるため,訪問の際はkt13294@ns.kogakuin.ac.jpへのメール予約を推奨する。

<学生へのメッセージ>
化学の応用的側面は一見複雑に見えますが、本質は基本的な化学の積み重ねで説明できます。大気や水も含めてあらゆる化学物質は、化学の基本法則に従ってこの地球全体を移動・循環します。グローバルな視点を持った技術者にとって化学を理解することは必須といえるでしょう。


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