2019年度工学院大学 工学部電気電子工学科

情報処理入門(Introduction to Computer Literacy)[3206]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

2単位
渡邉 夏輝 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
講義と演習を通して、コンピュータリテラシーの学習をする。また、e-learning教材を利用した自習により、情報倫理および情報セキュリティについて学ぶ。

(JABEE学習・教育目標)
「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(B)○ (D-1)◎

<受講にあたっての前提条件>
本科目では情報処理の入門的な内容を扱う。特に大学レベルの基礎知識は必要としない。

<具体的な到達目標>
○コンピュータのIDとパスワードの管理方法を心得ていて、それを実践する。
○情報通信技術を利用する典型的事例が適切か否か、善いか悪いかを判断する。
○情報の表現方法や単位の意味を理解して、簡単な基数変換を計算する。
○コンピュータとネットワークの基本事項を理解している。
○WWWの情報検索とインターネットの情報を適切に利用する。
○基本ソフトWindowsのファイル操作などの基本操作が行える。
○電子メールの利便性や注意を心得て利用する。
○かな漢字変換の方法を理解し、ワードプロセッサを用いて簡単なレポートを作成する。
○表計算ソフトウェアを用いて、数式を用いた計算やグラフの作成ができる。
○プレゼンテーションについて理解して、スライドを作成して利用する。
○HTMLの基本的なタグの意味や役割を理解し、簡単なホームページをタグを用いて表現する。
○LaTeXの使い方を理解し、数式を含む簡単なレポートを作る。

<授業計画及び準備学習>
1.ガイダンス、IDとパスワード、Windowsの基本操作、電子メールの操作
準備学習 教科書 第2章の内容を読んでくる。

2.Wordの利用(1)
基本事項、文字入力と変換、保存、 編集、表とセル操作、自己紹介レポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.1節〜5.5節の内容を読んでくる。
自己紹介の文章を400文字〜800文字で考えてくる。
3.Wordの利用(2)
書式設定、印刷、描画・数式オブジェクト、数式を含むレポートの作成
準備学習 教科書 第5章 5.6節〜5.8節の内容を読んでくる。
数学や物理で出てくる公式3つ以上とその説明文を用意する。
4.Excelの利用(1)
画面構成、ワークシート、セル、セル入力・修正・移動・複写、罫線、数式とセルのコピー
準備学習 教科書 第5章 6.1 構成要素、6.2 基本技術 技1〜技16の内容を読んでくる。

5.Excelの利用(2)
数式とオートフィル、セル参照、関数、相対参照と絶対参照、並べ替え、ランク、レポート作成(円グラフ)
準備学習 教科書 第6章 6.2節 基本技術 技17〜技23の内容を読んでくる。

6.Excelの利用(3)
関数のグラフ(散布図、折れ線グラフ)、三次元のグラフ(等高線グラフ)、数列、級数計算、Wordとの連携
準備学習 教科書 第6章 6.3節 応用(演習6.2〜演習6.6)の内容を読んでくる。

7.プレゼンテーション
プレゼンテーションとは何か、PowerPointを用いたスライド作成の具体例、アニメーション、配布資料の印刷
準備学習 教科書 第7章の内容を読んでくる。

8.インターネット情報の検索と利用、情報倫理
Webブラウザの使い方、情報検索の方法、情報の検証、情報発信と情報倫理、情報セキュリティ
準備学習 教科書 第3章の内容を読んでくる。

9.ウェブページの制作(1)
WWWの仕組み、HTML、要素、タグ、キーワード、リンク、属性
準備学習 教科書 第8章 8.1節-8.4節の内容を読んでくる。

10.ウェブページの制作(2)
スタイルシートとCSS、基本セレクタ、classセレクタ、idセレクタ、擬似クラス、divタグ、色指定
準備学習 教科書 第8章 8.5節-8.6節の内容を読んでくる。

11.ウェブページの制作(3)
ボックス要素、イメージファイルの編集、WWWの仕組み、ファイル転送
準備学習 教科書 第8章 8.7節の内容を読んでくる。

ホームページに載せる写真を持ってくる。ホームページ開設資料の内容を読んでくる。

12.LaTeXの利用
LaTeXとは何か、ソースファイルの一般形式、コンパイル、プレビュー、箇条書き、表、数式の練習、レポート作成
数学や物理で出てくる標準的な数式を3つ以上とその説明文を用意する。
準備学習 教科書 第9章 の内容を読んでくる。

13.情報倫理およびハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの入門的な講義を行う。
準備学習 教科書 第1章コンピュータ入門の内容を読んでくる。
課題 下に示す情報倫理教材の学習教材を学習して、修了テストを実施する。
14.学習内容の振り返り
準備学習 定期試験で解けなかった問題を考えておく。

<成績評価方法>
e-learning教材で所定の学習実績を必須とする。課題・レポートを50%、定期試験50%の割合で評価する。
到達目標に照らして、6段階のGrade(A+,A,B,C,D,F)で評価し、D以上の者に単位を認める。
欠席、遅刻は原則として認めない。

<教科書>
教科書:加藤潔、田中久弥、飛松敬二郎、山崎浩之著
「理工系コンピュータリテラシーの活用 MS-Office2016対応」
 工学院大学情報基礎教育運営委員会編、共立出版
情報倫理教材は次のURLをWebブラウザで閲覧して利用する。
https://study.ns.kogakuin.ac.jp/
自分の個人IDでログインして、右上の「<履修仮登録」をクリックして「履修仮登録」タブで受講クラスの「情報処理入門」を選択して「登録する」ボタンで登録する。「Home」の講義一覧に仮登録した講義名が現れる。その教材をマウスでクリックした後、「共通教材」の+をクリックして、「INFOSS情報倫理」の学習教材を学習する。学習終了後、修了テスト1〜5を実施して、所定の成績を修めること。
情報倫理教材の内容
   第1章 ネットワーク社会、第2章 ユーザ認証とアカウント、
   第3章 インターネットの基本的な注意点、第4章 セキュリティ対策、
   第5章 ネットワーク社会を取り巻く法律、修了テスト1〜5の実施

<参考書>
指定参考書はなし。

<オフィスアワー>
月曜・水曜・木曜の昼休み(八王子校舎1W−332室 物理準備室)
あるいは以下のアドレスにメールを送って下さい。
fu41210 [at] ns.kogakuin.ac.jp

<学生へのメッセージ>
本科目の内容は多岐に亘り、教科書およびe-learning教材に記載されています。教材を熟読してください。
情報倫理とコンピュータリテラシーは現代人にとって必須です。情報化社会に対応できる知識、技能、マナーを身に付け、卒業研究にコンピュータを役立てられるように基礎をしっかり学んでください。

<参考ホームページアドレス>
工学院大学情報基礎教育のウェブサイト(学内参照のみ) http://intra.ns.kogakuin.ac.jp/~wwgt017


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved.