2019年度工学院大学 工学部電気電子工学科

物理学B(Physics B)[2415]

試験情報を見る] [授業を振り返ってのコメント(学内限定)

1単位
大下 範幸 非常勤講師  
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
「物理学1」または「物理学A」で学習した運動学の知識に基づき、古典力学(ニュートン力学)について学ぶ。物体の運動を決める法則を理解し、法則に基づいて物体の運動を計算に基づいて予測できることを目標とする。また、運動の法則から出発し、運動エネルギー・ポテンシャルエネルギーの概念へとどのようにつながっていくか、その理論体系を理解し、物理学の基本的な考え方を習得することを目標とする。

<受講にあたっての前提条件>
1. 高校数学全範囲の内容(特にベクトル・微分・積分)を理解し、使えるようになっていること。
2. 「物理学1」(先進工学部・情報学部)または「物理学A」(工学部)の内容を理解しておくこと。ただし、先進工学部・情報学部の1年生については、「物理学2」の履修をするためには「物理学1」の単位を修得している必要がある。

<具体的な到達目標>
1. 運動の三法則の内容を理解する
2. 与えられた状況に応じて運動方程式を立てることができる
3. 運動方程式を解き、物体の位置を計算できる
4. 仕事・運動エネルギー・ポテンシャルエネルギーとは何かを説明できる
5. 力学的エネルギー保存の法則を理解し、物体の運動をエネルギー保存則に基づいて説明できる

<授業計画及び準備学習>
初回授業の準備学習については、「物理学1」または「物理学A」の内容を復習しておくこと。
2回目以降の授業に関しては、その都度指定する。

1. 力の概念とニュートンの運動法則
2. 力のつり合いとその性質
3. 運動方程式の解(1):自由落下運動と、それに対する空気抵抗の影響
4. 運動方程式の解(2):単振動
5. 仕事と運動エネルギー
6. 保存力と力学的エネルギー保存則
7. 学習の振り返り

<成績評価方法>
期末試験の成績をもとに理解度を評価する。Grade D以上を合格とする。

<教科書>
加藤潔『理工系 物理学講義』(培風館)
なお、授業はこの教科書に基づいて作成した講義ノートに基づき行う。

<参考書>
特に指定しないが、大学レベルの力学の教科書は多く出版されているので、各自に合ったものを少なくとも1冊は購入しておくことを勧める。

<オフィスアワー>
授業の後に教場で。

<学生へのメッセージ>
「物理学1・A」および「物理学2・B」の演習問題集が:
  http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft13389/lecture/physics1A2B/index.html
にあるので、自習に活用してください。

 また、「物理学演習」(先進工学部)・「物理学演習I」(工学部・情報学部)も、併せて履修することを勧めます。


ナンバリングはこちら
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2019 Kogakuin University. All Rights Reserved.