2019年度工学院大学 第1部機械システム工学科

応用プログラミング演習(Applied Exercise in Programming)[2H11]

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1単位
羽田 靖史 准教授  [ 教員業績  JP  EN ]
最終更新日 : 2019/11/12

<学位授与の方針>
1. 基礎知識の習得
2. 専門分野知識の習得
3. 汎用的問題解決技能
4. 道徳的態度と社会性

<授業のねらい>
コンピュータ技術の発達に伴い,プログラムの規模も比例して大規模かつ複雑になり,保守性・信頼性を確保することが難しくなってきている.本授業では,この問題を解決するために提案されたオブジェクト指向プログラミングの基本的な考え方を講義および各種演習を通して実践的に体得する.プログラミング言語として「C++」を扱う.

<受講にあたっての前提条件>
「情報処理入門」「情報処理演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」を履修しておくこと.

<具体的な到達目標>
(1) C言語基礎の習得
(2) ポインタ基礎の習得
(3) オブジェクト指向を用いたプログラミングの習得
(4) 知能機械のプログラム技法の習得

(JABEE 機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標) (C) ○ (D) ◎

<授業計画及び準備学習>
1) ガイダンス,ソフトウェアの使い方,C++の概説、Microsoft Visual Studio の基本操作
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
2) [情報の基礎] アナログとデジタル、2進数、ビットとバイト、コンピュータの構造、コンパイル
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
3) [C言語の基礎] 演算子,変数の型、四則演算と変数、条件分岐、繰り返し
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
4) [C言語の基礎] アドレスとポインタ、構造体
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
5) [C言語の基礎] 学習内容の振り返り
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
6) [C++の基礎]名前空間、乱数、デフォルト引数、関数オーバーロード、関数テンプレート、範囲for文、const、自動変数、
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
7) [C++の基礎]オブジェクト指向、クラスとインスタンス、アクセス制御
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
8) [C++の基礎]メモリの確保、コンストラクタとデストラクタ、クラスの継承
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
9) [C++の基礎]学習内容の振り返り
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
10) [機械の制御]状態遷移図と状態遷移表
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
11) [機械の制御]デバイスのAPI
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
12) [機械の制御]ロボットプログラムの開発
   準備学習 : 「情報処理概論及演習」「メカトロニクス基礎演習」「プログラミング演習」「ロボットの知能」の内容を復習しておくこと.
13) [機械の制御]ロボットプログラムの開発
   準備学習 : 10)〜13)回とも,教科書の対応する頁を一読もしくは例題プログラムの実行を行い,演習に参加すること.
14) 学習内容の振り返り
   準備学習 : 前回までの総復習を行うこと.

<成績評価方法>
原則として,授業中に行う筆記と実技の結果により評価し,60点以上の者に単位を認める.なお,特別な理由なしに欠席をした場合や授業の演習成果が無いと判断される場合は減点する.「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標(C)は,上記の基準を満たせば,達成される.

<教科書>
授業中に配布するプリントを利用する.

<参考書>
「やさしいC++ <第5版>」高橋 麻奈 著 (ソフトバンククリエイティブ)

<オフィスアワー>
火曜17:30〜19時、新宿1773教室。

<学生へのメッセージ>
近年,世界的に義務教育段階でのIT(Information Technology)教育が強化されつつある.プログラミングを学ぶことは,コンピュータの活用の幅を広げると共に,自分自身のスキルアップにつながる. 将来,コンピュータの仕事に直接的に携わるかどうか不明であっても,授業で「経験」を持つことは賜物となる.


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